■ 運転席の窓から、彼にしがみついた

 
 
今日は朝からずっと
とても穏やかな気持ちで過ごせました好
 
 
子供たちとの時間が
こんなにも心に潤いを
与えてくれるなんて...きらきら
 
 
皆さんはどんな1日でしたか?
 
 
《これまでのお話》
 
《前回のお話》
 
◆ なんでついてきてるの?!
 
 
(帰りたくないな...)
 
その言葉を飲み込んで
自宅アパート近くでおろしてもらい、
『彼』にさよならをした。
 
 
 
すでに辺り一面が真っ暗闇だ。
 
 
 
幸せな時間のはず...だったのに...
 
 
 
窓から覗いた人影は
私が入居した時からずっと
隣の空き部屋に『いる』ようだった。
(後に、曰く付きの部屋だと知る)
 
 
 
家賃が安くて
職場に歩いていけるからという理由で、
何も考えずに決めたアパートだった。
 
 
 
なんで今、自分1人で
こんなに暗い夜道を歩いているんだろう?
 
さっきまで、彼が隣にいてくれたのに...

 
 
函館山で視えた人の腕といい、
アパートの窓に視えた人影といい、
 
なんで自分ばっかり
こんな思いをしなきゃいけないんだろ...
 
 
 
悲しみと怒りに似た感情が、
心の中をどんどん支配していく。
 
 
 
街灯がポツリポツリとしか
いていない夜道を歩きながらふと思った。
 
 
 
悪いことばかり起きるのは、
自分に原因があるからなんじゃないのかな...
 
 
 
 
幸せだった時間が
どんどん負の感情に飲み込まれていく。
 
 
 
(きっと、こんなにネガティブだから寄ってくるんだろうなぁ...)
 
 
 
頭の中をぐるぐると巡るのは
今までの恐怖を感じた時のことばかり。
 
 
 
 
しんどい...
 
これからどうしよう....
 
 
 
 
その時、後方部からクラクションが鳴った。
 
 
 
『なにやってんの?!』
 
 
 
そこにいたのは
驚いた様子の『彼』だった。
 
 
私は彼の車に駆け寄り、
バカみたいに泣きながら
運転席の窓から彼にしがみついた。
 
 
『大丈夫?うちで良かったら、来る...?』
 
 
 
私は無言で頷き
助手席に乗った。
 
 
安堵感から
全身の力が抜け目を閉じる...
 
 
 
ポンポンッと
優しく頭を撫でる彼の手から
全身に電流が走るような感覚になった。
 
 
 
ヤバい....めっちゃ緊張する....
 
 
 
さっきまでの恐怖は消え、
この後の展開に気持ちが動揺する。
 
 
 
動揺しながらふと見たバックミラーで
再び我にかえった。
 
 
 
 
 
なんで憑いてきてるの...!!?
 
 
 
その瞬間
私は意識を失ったようだった。
  
 
 
〜つづく〜 
 
 
 

 

 

 

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