介護って大変なコト

これはね、私の母とおじいちゃんの話


おじいちゃんは足が悪かった。
トイレも行き帰りで30分はかかった。
おばあちゃんが亡くなって、おじいちゃんの世話をするのは母の役目になった。

子供ながらに大変だなぁと思っていたのは『下の世話』
おじいちゃんは足は悪かったけど、頭はシャンとしてた。
世話をする人が大変なのは当然かもしれない。
ましてや、義理の父の『下の世話』
でも、世話をされる人だって恥ずかしいよね。申し訳ないよね。
そんなコトをなんとなく思うようになった。

子供の頃は、そんな母とおじいちゃんの関係は、他を知らない私にとって当たり前のコトだったんだけど大人になって思ったんだよね。

私の『お母さん』はスゴイなぁって

何がスゴイって、、、
義務でやってないのが!!

おじいちゃんが失敗した時も、文句も言わず綺麗にした後よく言ってた。
『おじいさん、綺麗になったよ、気持ちいいじゃろ?』
おじいちゃんも『おお!気持ちええわい』って
そんで、2人で笑ってる。

おじいちゃんがいたから外出も短時間なんだけど、必ず『じいちゃんがコレ好きなんよね~』なんて言いながら好物を嬉しそうに買って帰る母。
子供心にお母さんは私達よりじいちゃんの方が好きなんじゃないかとか真剣に思った事も1度や2度じゃない。

ケンカだってするんだよね。
義理の父相手に(笑)
でも理由はおじいちゃんが怪我しないようにって理由。
だから、危ないコトをした時。
泣きながら家を飛び出した事もある。
でもね、30分もしないうちに走って帰ってきて『おじいさん、ゴメンネ~!』って
おじいちゃんも『ワシも悪かったのぅ』って
抱き合って泣いちゃうんだから、、、

今思うと奇跡のような関係(笑)

母に『おじいちゃんってどんな存在だった?』って聞いた事があるんだけど母は『アンタらと同じ。子供みたいに思よーた。しかも末っ子の』なんて言って笑う。

おじいちゃんは幸せだなってずっと思ってた。
けど今は、お母さんも幸せだったんだなってわかるんよね。

今の私と同じくらいの歳でそんな体験してる。
同じような環境に置かれたら私にも出来たかな、、、


きっと、出来なかっただろうな


私の母はスゴイ
そして母とおじいちゃんを見て育った事は、私にとってもスゴイ宝物なんだと思う。