ひとり・・・

                                        二色鯉 作(不許複製)
30歳の頃から孤独やったと思います。

 14歳の時、オヤジが亡くなって、母は働きに、家は姉夫婦が取り仕切り、離れの一室で学生時代を終えた私は一人で棲んでいました。
 それを良いことに麻雀ばかり。
家族団らん。そんな事は経験できなかった。
「○○家」は姉夫婦の「××家」に乗っ取られた感。
 ホームのはずがアウェイ感たっぷりの毎日。

 慰めてくれたのが車。
長期の休み、ふらりと旅に出る。そんな事を物語の様に繰り返し。
 時には車好きな友と一緒に。

でも孤独はついて回ったような気がします。

 家族団らんを夢見てオヤジが作ってくれたはずの暖かい家。
どこへ?
もう一度、みんなで夕食を食べて語り合い、笑い合い。そんな「Home」に憧れて早くに一度目の結婚。
 でも、結婚前まで(一度目)付き合いのあった友達とどんどん離れていって、遊ぶ事も無く。
そのうち、子供もできたのに何もしないヨメにうんざり。

 離婚して娘と二人の生活。
たった二人なのに、家族で少しは暖かくなったと思います。
 それでも、男女の違いは大きくて、孤独を感じる事もしばしばありました。
 そして、今のカミさんとの出会い。
暖かさを身上として日々暮らせる毎日が戻ってきました。

 今、他人とは言え、素敵な息子達と4人の生活。
ようやく、「家族団らん」の言葉が実感できます。

 でも、孤独って、感じ方だけの問題だってこの頃ようやく解ってきた様な気がします。
孤独も大事だって。と言うより、孤独と思えばこんなに「ひとりぼっちな事」はありません。
孤独なときこそ何でもできるとき。
孤独でないときは誰かのために何かをできるとき。
 どっちも
大事だと
 近頃思います。
 孤独があるからこそ、自分が鍛えられ、他人の暖かさが理解できるんですね。
孤独を経験するからこそ、他人に暖かさを与えらるんですね。
 孤独を理解するからこそ、「暖かい場所」を作れるんですね。
 
 暖かい場所を作りましょうね。

今日の一枚。まるでオーロラ。。。今の時期の夕空は秋の夕暮れにも勝るとも劣らない表情を見せてくれます。