『8月3日』
私にとって特別な日です。
どんな特別な日かというと…、
私には、2013年に6歳で亡くなった
長女がいますが、
その子はもともと一卵性の双子でした。
(このエコー写真は、
双子が一緒に写っている貴重な写真です♡)
双子の妹は「左心低形成症候群」
という重い心臓の病気が
妊娠の途中でわかっていて、
ただでも小さめサイズな一卵性双生児を
少しでもお腹で大きく育ててあげて、
出産したらすぐに心臓の手術をすることが
決まっていました。
目標だった体重500gを目指して
安静入院生活をして1ヵ月ほど経った日、
お腹の中でその子の心臓が止まったのです。
それが2007年8月3日でした。
出産って不思議なもので、
お腹の中で赤ちゃんが亡くなると
母親の身体から出そうとするらしく…。
陣痛が始まりかけ、のような状態に。
でもこの時、まだ妊娠25週3日。
双子のもう一人(長女)は
私のお腹の中でなんとか生きていて、
この子が外の世界に出るには、
まだちょっと早すぎる。
ということで、
お腹の張りを抑える点滴が始まり、
どこまでもたせられるかわからないけど
できるだけ妊娠を継続することに。
それからは、
24時間点滴がつながり、
ただひたすら安静生活。
私のお腹の中には、
亡くなってしまった子と
なんとか頑張って生きてる子
2人がいる状態で…。
我が子が亡くなって悲しいのに、
泣くとお腹が張ってしまって
生きてる子が苦しくなるから
できるだけ泣いちゃダメ。
生きてる子を少しでも大きく育てて
生んであげなきゃいけないから、
どんなに辛くても悲しくても
ご飯も食べなきゃいけないし
ちゃんと寝なきゃいけない。
そして、
胎児MRIの結果、
なんとか生きてくれてる長女も
脳に大きなダメージを
負っていることがわかり…。
そんな過酷な入院生活が
妊娠37週で出産になるまで続いたわけです。
その期間、約3ヶ月。
これはほんと、しんどい期間でした。
でも、当時の主治医に言われたことがあります。
この子が亡くなったのが8月3日ではなく
もう少し先になっていて、
双子の体重差が更に広がっていたら、
脳にダメージを受けるに止まらず、
2人ともが亡くなってしまった可能性もあると。
だから、せめて双子の片割れだけでも
私の手元に残してあげようと思って、
せめて1人だけでも生きてほしいと思って、
この日にさよならしたのかもしれないと。
「もしも」の話なんてしても仕方ないし
ほんとのことなんてわからないけど、
もし本当に主治医の言うとおりだとしたら…
『8月3日』という日は
私たち家族にとって大切な日。
我が子を亡くした日でもあるけど、
我が子が救われた日でもある。
この日以降も
長女の障害、障害児の子育て、
そして長女を亡くしたり、
しんどいことも辛いこともたくさんあったけど、
双子たちがいなければ
私たち家族は今のこの形では
なかったかもしれないし、
出会えなかった人たちがきっといる。
今年は2022年。
あの日から15年。
長女・結羽と、
戸籍に名前すら載っていないけど
双子の妹・彩羽。
ありがとう。
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