【近藤沙織のライフストーリー④】みんなずっと一緒にいるよ~人と人は、違うのだから | (大阪府・オンライン)カラフル手帳術・アメブロ講座・日本産アロマなどセミナー講師 時間の使い方はいのちの使い方♡

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近藤沙織です。

 

引き続き、【私のライフ・ストーリー】をお楽しみ下さい。

 

 

【近藤沙織のライフ・ストーリー】

 

 

とても、くだけた人なのだ。

 

 

初めましての時から、

何とも明るく接してくれて、

ほんのちょっとのひとり言も、

ちゃんとキャッチしてくれて、

彼女の周りはいつも、笑いに満ちていて、

 

 

でも、なんだろう、

彼女の中へ踏み入っていくと、

ぎりぎりのところで、

最後のドアが開かない。

 

 

笑って話して、それでお別れなら、

何のさしつかえもないのである。

でも私は、彼女の明るさに惚れてしまっている。

このインタビューだって、弾みに弾んで、

実は3時間超えである。

 

 

ほんとうの言葉を聞きたい。

 

 

これは、近藤沙織さんのこれまでの人生と、

そしてそれに迫る取材者の、対話の記録だ。

(取材・文:小川志津子

 

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◆みんなずっと一緒にいるよ

 

 

上の3人は不妊治療だったけれど、

現在2歳の末っ子だけが、突然、やってきた。

 

 

「うれしかった。うれしかったんだけど、

 なんとなく、思っていたことがあって」

 

 

自分は、1人しか育てられない母なのではないか。

そんな仮説がいつの間にか、沙織さんの心に根付いていた。

 

 

「双子を妊娠したけど、1人しか産まれなかった。

 下の子が産まれたら、長女が亡くなった。

 だから私は1人しか育てられへんのかもなあ、って」

 

 

誰だか知らないけど、神さま的な何者かに、

「お前のキャパは1人どまりだ」と、

宣告されているような気がしていた。

 

 

「だから、末っ子ができた時は、

 うれしかったけど、すっごい怖かった。

 ……今もまだ、ちょっと怖いんだけど。

 どっちかが、どないかなるんじゃないかと思って」

 

 

そういうの、聞いたことあるよ。

若くして父親を亡くした男子は、

自分が父親の年齢を超えた時、うろたえるんだって。

 

 

「うろたえるんだ(笑)」

 

 

何の根拠もない、よくないジンクスを、

よくないってわかっていながら、

でも、思っちゃうんだよね。

 

 

「そう。そうなの。

 不確かなことで不安になるのって、

 時間も労力ももったいないし、

 要らない不安は手放した方がいいって、

 よく言われるし、わかってるんだけど

 

 

そう言われると、どんな気持ちがするの?

 

 

「『そうは言ってもさ!』っていうのはある(笑)。

 でも、言われてることも、よくわかる。

 浮かんでくるものは、消えはしないけど、

 別のことを考える!っていう感じかな」

 

 

腑に落ちない思いがあれば、

やっぱり夫に話すのだという。

 

 

夫がいなかったら、自分は、

今いる場所に、いなかっただろうと。

 

 

「旦那さんとか、お父さんとかって、

 食事が済んだら自分の部屋に入ったりするでしょう?

 それが、うちにはないの。みんなずっと一緒にいる」

 

 

夫婦が経てきたものを、

例えば「成長」とか呼ぶのかもしれない。

 

 

変わらないようで変わったのだろうし、

変わってきたようで変わっていないのだろう。

 

 

少なくとも、2人が超えてきたものたちの、

どれ1つが欠けても、今の近藤家ではないのである。

 

 

「リビングに、長女のお仏壇があるんだけど、

 下の子たちは、保育園で何か作ってきたりすると、

 まず、お姉ちゃんのところに持っていくんだよ」

 

 

人生に出現する数多の分かれ道のうち、

自分の意志で選びとれるものなんて、微々たるものである。

 

 

人生の大半が、自分ではどうしようもないものでできている。

 

 

その、分かれ道の連鎖の果てに、

近藤家の面々が、今、笑っている。

 

 

沙織さんが、自分のやりたい仕事をつかんで、

右へ左へ、走り回っている。

 

 

そのことが、しみじみと、うれしい。

 

 

「長女が生きていた頃は、

 24時間が長女を中心にまわっていたけど、

 それがなくなったら、やることがなかったのね」

 

 

くれぐれも引きこもるな、と周囲に言われた時期である。

 

 

「何か習ってみようかなと思ったら、そこにアロマがあったの」

 

 

当時の沙織さんは、週のどこかで必ず体調を崩していた。

でも生活にアロマを取り入れてみたら、

アロマによるものか、時間によるものか、

あるいはその両方なのか、沙織さんは少しずつ元気になった。

 

 

これは、と思い、下の子の出産を経て、

スクールに通い、試験も受けて、資格を取得。

 

 

「子育てとか介護とか、自分のことは後回しになっている人が多いでしょう。

 だから私がアロマを持って、

 そういうおうちを訪ねていけたらいいなあって思ったんですよ」

 

 

実際は、難しいんだけどね。

そういう人たちはアロマどころじゃないから。

沙織さんは、そんなことを、けろっと言う。

 

 

「アロマにこだわるつもりもないし、

 アロマを手放すつもりもないのね。

 私にできることが、欲しいと思ってくれている人のところへ、

 届けばいいかなって、今は思ってる

 

 

最初に思っていたのとは、違う事態が訪れても、

その状況を、彼女はやっぱり受け入れるのだ。

 

 

その後の彼女の多彩な活躍ぶりは、

冒頭に記したとおりだ。

 

 

アロマとはまるで関係のない、

手帳の活用術講座の誕生エピソードが面白い。

 

 

「私はずっと、自分にとって使いやすい方法で手帳を使ってて。

 ある時、それを開いたら『何それ』って言われて。

 そのへんにある手帳に、

 そのへんにある付せんを貼ってるだけですよって言ったら、

『教えて』って言われるようになって」

 

 

「そんな、教えるほどのことでも!」的な謙遜よりも、

「これがあなたの役に立つなら」という思いが勝った。

 

 

求められたら、応える。

応えてみたら、楽しい。

そんな連立方程式が、彼女の今を形作っているのだ。

 

 

 

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◆人と人は、違うのだから

 

 

面白いエピソードが、もうひとつある。

2016年9月にFacebookで知り合った、

経営コンサルタントの三木富久子さんをめぐるあれこれだ。

 

 

たくさんの起業ビギナーに対峙して、

それぞれの心に響く叱咤激励と、

熱いブログとおしゃれな写真と、

迷える起業女子を惹きつけてやまない人物である。

 

 

細かないきさつは省くけれど、沙織さんとふっこさんとは、

東京と南大阪で、奇跡的な出会いを遂げて、

コンサルティングを受け、コース受講生にもなったのだけれど、

 

 

「私のガードが固かったみたい。

 ふっこさんでも崩しきれず!みたいな(笑)」

 

 

何枚もの着ぐるみや防御服を着込んだ人を見ると、

「重たいからそれ取っちゃいなよ!」

というのがふっこさんのスタンスなのだけれど、

 

 

「沙織さんは、ものすごく上手に着ぐるみを着ているのか、

 本当に何も着ていないのかがわからない、って言われた」

 

 

そこで、沙織さんは初めて悟るのである。

「自分は、防御していたのだ!」と。

 

 

「自分でも、わかってなかったの。

 自分の中に、崩さなきゃいけないところがあるってことを。

 自分は着ぐるみを着ている、という自覚すらなかった

 

 

そりゃあだって、「受け入れ屋」だもの。

着ぐるみがどんなに重たかろうと、

「人生ってこういうものだ」って受け入れてきた人だ。

 

 

それから沙織さんとふっこさんの縁は深まり、

南大阪でのイベントの仕切りを任されるようになり、

私が後部座席から、沙織さんの右ななめ後頭部を見つめた、

あの日の出会いにつながるわけだ。

 

 

「今の私にとっては、夫とふっこさんが『とんとん』な感じ。

 何を言っても大丈夫。必ず受け止めてくれる

 

 

……うん。そうだ。と沙織さんは、

何かを確かめて、また口を開く。

 

 

「人ってやっぱり、どうしても、

 表面上は笑顔でも、内心『何言ってんだこいつ』って、

 思ってるようなところがあると思うの。

 でもあの2人には、そういう『裏』が一切ない」

 

 

いろんな人の「裏」を飲み込んできた人だ。

さっくりと傷ついて、でも相手に悪気はないので、

ただただ、飲み込むしかなかった人だ。

 

 

「私はずっと、同情される人だったのね。

 同情して、一緒に悲しそうな顔をされて。

 でも、ふっこさんって、一切変わらないんですよ」

 

 

沙織さんは、一緒に悲しんでほしいのではない。

沙織さんの今までがどうであろうと、変わらずに、

互いの軸を崩さず、向き合いたいのだ。

 

 

だって、お互い、違う人だもん

 

 

あきらめでも嘆きでも怒りでも拒絶でもない。

ただ、ひとつの真理として、

「わたしとあなたは、違うのだ」という前提の上に、

沙織さんは立っている。

 

 

「晴れた日の空は青いのだ」と同じくらいの重さで。

 

 

「でも難しいのはね、

 他の人に対しては、違いを認めているから、

 その人のあるがままでいてくれればいいと思えるんだけど、

 自分に対しては『こうあるべき』って思っちゃう癖がある。

 っていうことに、最近気づいた」

 

 

今は、こう思うのだそうだ。

私すらも、このままでいい。

 

 

「ふっこさんが何度もそう言ってくれるのを、

 旦那で補強してる感じがあるね(笑)」

 

 

そうか。だから沙織さんは、早起きをやめたのだ。

ああ、一周した。そういうことか。

 

 

沙織さんの小宇宙をぐるりと回って、

出発点に還ってきて思う。

 

 

沙織さんが行く道は、決して一本道ではない。

 

 

たぶん何本もの道が平行に伸びていて、

その全部を彼女は、何本もの手足で、

同時にぐんぐんと歩いて行く。

 

 

時にはツイスターゲーム的な体勢にもなるけれど、

そんなことはいとわない。沙織さんはぐんぐん進む。

 

 

求められたら、応える。

手足がいくらでも生えてくる。

執着もしないから、手を引くのもためらわない。

 

 

奇跡的なバランスで、

奇跡的な人生が重ねられていく。

 

 

なんて面白いんだ。

なんて目が離せないんだ。

 

 

沙織さんとは「違う」人間のひとりとして、

引き続き、ウォッチャーであれたらうれしいと思うのだ。

(2017/11/24)

=====

 

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

近藤沙織

 

 

もう一度①から読みたい方はこちら。

矢印【私のライフストーリー①】

 

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