初めて会った時
君の背中の白い翼は
傷ついているように見えた
優雅で柔らかな物腰
スマートな会話
でも、時折翳りを帯びる瞳
目が離せなかった
その、ガラスのハートが
いつ壊れてしまうのかと
それはお互いさまで
君は、いつも僕が隠していた
脆さや弱さに気づいていたよね
僕たちは、とても
似たもの同士だった
いつの頃からか
君には、待っている人がいて
でも、大切だからこそ踏み出せなくて
逡巡していることも
僕は知っていた
幾星霜を経て
時間という薬が、君を癒した
勇気という意志が、君を駆り立てた
やっと
やっと
願いが、叶ったんだね
良かったね
本当に、良かった
今、僕の目の前に
少女のように無邪気な君がいる
その白い翼を広げて
羽ばたいて
笑っている
僕も、いい加減行かなくちゃね
怖がりな僕たちを守ってくれた
このあたたかい場所から
新たな冒険へと
今日もお読み下さいましてありがとうございました![]()

