おはようございます!たかはしゆうこです。

この間の「西の魔女が死んだ」に

自分の好きな本を教えて下さった方がたくさんいて

ああ、こういうの楽しいな~と思ったので

たまーに、私の愛読書シリーズを

投稿してみようかなと思います♪

今度、星のまなびばでも

「私のこころを支える愛読書」

っていうテーマで、持ち寄って好きな場面を

紹介しあって対話する、なんていうのもいいですね!

もちろん絵本でも詩でもエッセイでもOKですしね~。

 

読書のお供は紅茶派です。

 

さてさて、紹介したい本はたくさんあるけど

まだ腕も本調子ではないので

長文打ちまくるとまたダウンしますから

今日はこれをご紹介!

 

 

言わずと知れた名作、銀河英雄伝説。

銀河英雄伝説 Die Neue Theseに関しては

私の中で複雑な思いはあるものの、

新規の方が銀英伝に興味を持つきっかけに

なってくれていることは、嬉しい。

 

この作品には

「最良の専制君主政治と、最悪の民主共和政治

どちらがましか?」

という問いがあると思うのです。

 

作者の田中先生としては、ヤンが代弁しているように

・専制政治の罪とは、人民が政治の害悪を他人のせいにできてしまうこと。
後、ビュコック提督が言っているように

「なぜなら、えらそうに言わせてもらえば、

民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、

主従をつくる思想ではないからだ」

 「わしはよい友人がほしいし、

誰かにとってよい友人でありたいと思う。

だが、よい主君もよい臣下も持ちたいとは思わない。」

と、きっと「それでも最悪な民主共和政治はまし」

があるのだと思うのですが、ここがすごいと思うのが

 

ラインハルト・フォン・ローエングラムは、

深刻な意味で、民主共和主義にとっての敵対者である。

これは、彼が残忍で愚劣な支配者であるからではなく、

まさにその反対の存在だったからである。

民主共和主義の対極に立つ思想は、救世主待望思想である。

人民には、社会を改革し不正を矯し矛盾を解決する能力がないので、

超絶した偉人の登場を待つ、という考え方だ。

自分たちは何もしなくとも、いつか誰か、伝説の英雄があらわれて

悪竜を退治してくれる、という他者依存の精神は、

アーレ・ハイネセンがとなえた『自由・自主・自律・自尊』の精神と、

けっして相容れぬものである。

ところが、ゴールデンバウム王朝の末期にあっては、

この他者依存がほぼ完全な形で、現実のものとなってしまうのだ。

実体化した救世主伝説、それがラインハルト・フォン・ローエングラムであった。

 

もうね、この指摘に私は考えさせられるのです。

繰り返し、田中先生は作品の中で

 

専制政治を望む気持ちというのは

・他者から支配されることが楽

・正しいこと、間違っていることを教えてもらえる

・指導と命令に服従していれば、手のとどく範囲ので安定と幸福を保証される

そして、専制政治の善政とは

・自分が責任を取らなくても、自分は平和と繁栄が保証される

・参加もせず、発言もせず、思考することすらなく、政治が正しく運営されるなら

みんな、面倒くさがって政治に参加しない

ということは、もし専制君主の君主が飽きて面倒くさがったら

たちまち危険なことになる。

 

と投げかけます。

思考停止して、善政を敷いている君主に依存した民衆の怖さ。

でも、その同じ筆で田中先生はこうも書きます。

 

だが、何かをなそうとするときには、思考停止が必要なようだった。

多くは、人が「信念」と呼ぶものである。

自分は正しく、反対するものは悪だと

思いこまねばならないとすれば、

ヤンには大事業などできそうになかった。

 

私もこれをしばしば感じるのです。

「こうだ」

という強い思いがないと、何かことを成し遂げられないなら

私には、その思考停止は困難だなと。

自分の違和感は放置できない

まあいいか、と飲み込むことができないから。

 

作品全体のことでいえば、

たくさんの登場人物がいて、

それぞれに魅力的なので

今、書いたような難しい問いかけはあるけど

その登場人物たちの織りなす物語から

どんなことを自分は感じるのか?

誰に共感できるか?という楽しみ方ができる本です。

 

私はキルヒアイスが大好きですが

彼の清廉潔白な生き方は

軍人、そして権力ある者の側近としては

あまりにも美しすぎるとも思います。

オーベルシュタインのような、汚れ役をあえて引き受ける

そのやり方には、賛否両論あるでしょうが

彼がいなかったら、ラインハルトは皇帝になれたかどうか。

 

難しいですなあ。

 

あ、そうそう。

アニメ版を観ていると思うのですが

自由惑星同盟は、やっぱり民主主義なだけに

一応上官とかいるし

権力にこだわる人も出ては来るけど

横のつながりという感じがするんだよね。

みんな言いたい放題

アッテンボローもキャゼルヌも

ヤンのことやんや言うけど

みんな、尊敬と信頼はあるんだな、

と感じられるのが好きです。

 

ラインハルトが皇帝になった後の帝国でも、

やっぱり

「プロージット!」

と乾杯して、杯を割るところとか

すごく、陶酔的な要素があるな~と思うの。

かっこいい!と思ってしまう自分もいるんだけどね。

ラインハルトが退廃しきった

ゴールデンバウム王朝を倒す

そこまではいいと思うのだけど

そこからやりたかったことも、結局は

民主主義というよりは、専制政治なのね、

と感じる場面のひとつです。

 

短く!とか言いつつ長くなってきちゃったので(汗)

また続編も書くかと思いますが

私、占星術も使う者として

ヤンの、以下の台詞をとても肝に銘じています。

 

「運命というならまだしもだが、

宿命というのは、じつに嫌なことばだね。

二重の意味で人間を侮辱している。

ひとつには、状況を分析する思考を停止させ、

もうひとつには、人間の自由意志を

価値の低いものとみなしてしまう。

宿命の対決なんてないんだよ。

ユリアン、どんな状況のなかにあっても

結局は当人が選択したことだ。」

 

やっぱり、銀英伝、好きだわ。

数少ない女性陣の中では

キャゼルヌ夫人のオルタンスさんが好き♪

 

ちなみに、夫と私のなれ初めは

最初に会って話した時に

銀英伝と三国志の話で盛り上がったことでした。

この人面白い!

とお互いに思ったのがきっかけです。

こんなヲタクな私は男子に好かれないわ

と思っていたのですが、

人生、何がどうなってそうなるか、わかりませんねえへへ…

 

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クローバー9/18親子の星のまなびば

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