
新年が明けました。
昨年実父が他界しているので、喪中の者が「おめでとう」はおかしいと思っておられるかも知れませんが、それは気にせずに例年通りの挨拶をしたいと思っています。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
冒頭で「新年が開けました」と書きそうになり、ふと、なぜ「明けました」なのだろうと疑問に思いました。
「明ける」には「終わる」「しまいをつける」の意味があります。
「夜明け」といったら「夜が終わるとき」の意味ですし、「梅雨が明ける」は「梅雨が終わるとき」を指します。
これでは、「新年が明けました」は「新年が終わりました」の意味になってしまいますね。
どうもおかしなことになります。
ここは、「明けるに」に複数の意味を持たせた方が正解でしょう。
辞書で調べると、「明ける」に次のような意味があります。
1.日がのぼって明るくなる。朝になる。
2.ある期間が過ぎて次の状態となる。特に、年が改まる。
おそらく、「明ける」というのは、「終わる」というより、「暗いイメージのものから明るいイメージの状態になる」といった意味合いがあるのだと思います。
そう言えば、「明ける」という言葉は、「喪が明ける」「夜勤明け」といったように、暗いイメージのものから脱して次の状態に移るといったイメージがありますよね。
ですから、「明ける」が「終わる」の意味だからといって、「旧年明けましておめでとうございます」では、どうも具合が悪いですね。
「明ける」に、「旧年の嫌なことを清めて、新しい次の状態に移る年がやってきましたよ」という意味を込めて、「新年明けましておめでとうございます」
がやっぱり良いですね。
ついでに私は、「新年の運を開く年が始まりましたよ」という意味を込めて、「新年開けましておめでとうございます」もアリだと思っています。
とにかく、皆様に以上のような意味を込めまして、もう一度ご挨拶いたします。
新年明けまして(開けまして)おめでとうございます。
話しは変わりますが、大晦日の紅白歌合戦は見られましたでしょうか?
最近は少し低調になってきた紅白歌合戦ですが、私個人としては、この紅白が、そこに出場していたある若手バンドに興味をもつきっかけになりました。
というのは、元旦草々、あるクライアントさんから、そのバンドの歌にすごく感化されたというメールをもらったからです。
そのバンドの名前は、「SEKAI NO OWARI 」です。
ボーカルのFukaseは、パニック障害やうつ病をもっていて、精神科の隔離病棟に入院していたこともあったようです。
このバンドのことを紹介してくれたクライアントさんも、うつ病と他の心理障害で悩みを持っていらっしゃる方ですが、Fukaseの境遇を知って親近感がわき、このバンドのことを最近好きになったようです。
そして彼女は、SEKAI NO OWARI が紅白で歌った「プレゼント」という曲の歌詞をメールで紹介してくれました。
彼女のコメント(≪ ≫の部分)に続けて、その歌詞を紹介します。
≪わたしの価値観や、わたしが幼少期言ってほしかった、欲しかった言葉がちりばめられています。わたしのカウンセリングの参考になれば、と思いました。≫
【プレゼント】
「知らない」という言葉の意味
間違えていたんだ
知らない人のこといつの間にか「嫌い」と言っていたよ
何も知らずに
知ろうともしなかった人のこと
どうして「嫌い」なんて言ったのだろう
流されていたんだ
「知らない」ことは怖いから
醜い言葉ばかり吐き出して誤魔化して
自分のことまで嫌わないで
ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
「人生」のこと
あまりにも問題ばかり起きるから
難問解決プログラムなのかと思っていたけれど
気づいたんだ
「プレゼント」みたいなものなんだって
何十年か好きに生きていい特別なプレゼント
だから楽しみにしながら
ゆっくり開けたら良いんだ
自分自身にその言葉を贈るよ
いつも忘れちゃうから
ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る
彼女はメールカウンセリングの中で、「今ではうつ病になって良かったと思っています」という意味のことを何回か言っていました。
実際は、不安やイライラなどのストレスで大変苦しい思いをしていた彼女なので、心底「良かった」とはとても言えないと思うのですが、ある時から「うつ病になったことにも意味がある」という考えを持つようになりました。
「プレゼント」の歌詞の最後、
いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る
というフレーズは、おそらく彼女のこの体験によく響くものになっているのではないでしょうか?
この歌で私が好きなフレーズは、
ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
の部分です。
この4行2連の部分は、「心閉ざさないで・・・強くなりたい」の言葉に集約されて、精神疾患で悩む人々すべての願いが込められていると言っても良いでしょう。
「プレゼント」の歌詞を紹介してくれたクライアントさんは、さらに、SEKAI NO OWARI の「銀河街の悪夢」という歌を紹介してくれました。
これについては、私の解説より彼女が伝えてくれた解説の方が実感があるので、そちらを紹介した後で、「銀河街の悪夢」の歌詞を掲載したいと思います。
≪わたしは、特にうつの症状が酷かった時、「銀河街の悪夢」をよく聴いていました。
これは心理学の授業などでも取り上げられたことのあるくらい、うつ病患者などの精神疾患を持った人間の感情や状態をうまく表現している曲だ、という記事を見て聴いてみたのですが、本当にそうだと感じました。
この歌詞を読んで頂いて、山崎さんにも、うつ病患者などの不安の程度が少しでも共感してもらえたらと思い、今日はその歌詞を載せることにします。
(もちろん、山崎さんは今までもうつの患者さんを何人もカウンセリングしてきているので、その不安感などはお分かりだとは思うのですが…)
一部分だけ、( )をつけてわたしなりの解説を入れました。
PVを本当は見てほしかったのですが、なかなかいい映像がなかったので、解説としています。
原曲では、主人公が病魔と闘うことを諦め、自殺しようと「いってきます」とか細い声で出かけていき、曲の途中で思いとどまって、最後に少し元気を取り戻した声で「ただいま、」というところまで収録されています。
また、曲途中では、主人公が踏切の前にいることがわかるように、実際の踏切の音まで録音されています。
一度だけ、少し回復したときにカラオケに行ってこの曲を歌ったのですが、気持ちがわかりすぎて、少し泣いてしまいました。
でもこの曲があったからこそ、「こんなに苦しんでいるのは自分だけじゃないんだ」という気持ちにもなれた気がしています。≫
【銀河街の悪夢】
明日に住み着いてる幻覚の名前は
皆さんご存知「希望」というアレです
未来なんて来なけりゃ皆とのこの差も
これ以上開くことは無いのにさ
だって昨日もおとといも変わろうとしてたけど
今日も僕は変われないまま今日がまた終わってく
明日また起きたら何か始めてみよう
だから今日はいつもより早く眠りにつこう
だけど眠れなくて朝日が昇るんだ
明日はもっと自分が嫌いになるのかなぁ
精神を安定させるアイツの魔術は
苦しみだけじゃなく楽しみも消してく
憂鬱を抑えてくれるアノ子の呪いは
絶望だけじゃなく希望も無くしてく
あぁ僕の身体が壊れていく
「いいかい君は病気だから」とお医者さんがくれた
この薬を飲んだなら深い眠りに堕ちるんだ
明日また起きたら何か始めてみよう
だから今日はいつもより早く起きてみよう
だけど起きれなくて夕日が沈むんだ
こんな辛い日々もいつか終わるかなぁ
(ここで「いつか終わるかなぁ」と記しているのは、
回復の意味ではなく、自殺しようと試みての発言である。
このことは、この曲のPVなどでも表現されている。
しかし、主人公は電車の踏切の前で、思いとどまる)
そうさ誰のせいでもなくて僕の問題だから
僕のことは僕でしか変えることができないんだ
明日を夢みるから今日が変わらないんだ
僕らが動かせるのは今日だけなのさ
今日こそは必ず何か始めてみよう
応援はあまりないけど頑張ってみるよ
明日を夢見るから今日が変わらないんだ
僕らを動かせるのは自分だけだろう
そんなことわかってるんだろう
強くなれ僕の同志よ
「プレゼント」と「銀河街の悪夢」をAppストアからダウンロードしてさっそく聴いてみました。
「プレゼント」も良かったのですが、「銀河街の悪夢」を聴いて、私は完全に SEKAI NO OWARI のファンになりました。
Fukaseの甘い声がどこか迫力を持っていて、訴えかけてくるものがあります。
クライアントさんが( )で解説している辺りで踏切の音が聞こえてくるのですが、クライアントさんがメールで告白されていた経験と重なりました。
彼女は、国道を走るトラックに飛び込みそうになるなど、何度か自殺未遂をされています。
ずっと以前、私がカウンセリングの興味を持つきっかけになったある女子中学生は、思い摂食障害と精神疾患で入院をしていましたが、突然、親の目を盗んで病院の屋上に駆け上がり、飛び降り自殺をしようとしました。
私自身、精神疾患で悩んだ経験はありませんが、このような身近な人の体験話と歌が重なって、「銀河街の悪夢」は私の心に何とも言えない印象を与えてくれました。
最後にドアが開き、主人公がポツリと「ただいま」と言うところで曲が終わります。
帰る家のドアを開くことで心が明けた心境で、「ただいま」と言ったのでしょう。
おそらく、冒頭に述べた「明ける」の気持ちなのだと思います。
それにしても、「銀河街の悪夢」の「銀河街」って何でしょう?
おそらく、天体望遠鏡で見ることができるきらびやかな渦状の銀河のことではないと思います。
それは地球から見る夜空のことでしょう。
それも都会から少し離れた場所で、まばらにしか星が見えない暗い夜空です。
そんな夜空は、「銀河街」という華やかなイメージと合わないですが、悪夢とは結びつきやすいイメージです。
ところがそんな暗い夜空でも、よく目を凝らせば星はいくつも見えて、街の明かりのように見えることもあるのです。
「見えそうにない星でも、今きちんと目を凝らせば見えてくる」という意味を込めて、「銀河街の悪夢」とタイトルをつけているような気がします。
実際、肉眼ではポツリポツリとしか見えない星と星の間は暗闇ですが、その間に100倍程度の双眼鏡を持っていくと、かなりの数の星がひしめているのが分かります。
天体望遠鏡ならもっと見えるでしょう。
悪夢ばかりに捉われて夜を暗黒だと思っていたら、その闇の背後には無数の銀河が隠れているのです。
「銀河街の悪夢」とは、そのような「希望」を暗示したタイトルなのではないでしょうか?
SEKAI NO OWARI の歌には、厳しい現実をしっかり捉えようとする姿勢と、それを乗り越えて次につなげようとする希望があります。
SEKAI NO OWARI は、「“世界の終わり”から始まる」という意味があるそうです。
昨年の大晦日と元旦は、田舎の高知に帰省していました。
そこで美しい初日の出を見ることができましたが、何と、放射冷却現象のおかげで初日の出が「ダルマ朝日」になっていました。
貴重な写真なので、皆様の新年がより良き年であることを願って、そのダルマ朝日の写真を掲載しました。
☆★ ReLife-netについて ★☆
ReLife‐netはメールカウンセリングを実施している心の悩み相談業です。
心の相談ならどんな小さなことでもご相談ください。
カウンセリングは2回まで無料となっています。
target="_blank">
・「ご相談受付フォーム」(正式な相談を受付ける窓口です)
☆☆メールマガジン紹介ページ☆☆
【メン
タル
ケアノートーセルフカウンセリング心の悩みに役立つ考え方】
★メルマガの登録はこちらからもできます★
☆☆ 他のブログ紹介 ☆☆
【ネットカウンセラーによる うつにサヨナラ応援ブログ】