こ〜んに〜ちは〜|´ρ`)ノ
前回は、愛情不足に陥っている人の特徴を簡単にお話いたしましたが、今回は、それらの特徴を一つづつ詳しく解説していきたいと思います。
前回お話した、愛情不足に陥っている人の特徴は次のとおりです。
- 自分は被害者であると主張する
- 周囲に対して無関心を装う
- 相手の欠点や誤りを見つけて批判する
- 威圧でコントロールする
これらは、「4つのコントロールドラマ」と呼ばれるもので、それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
- 犠牲者
- 傍観者
- 尋問者
- 脅迫者
大なり小なり、親からの愛情が不足して育った人は、無意識の内に、この4つのコントロールドラマを使い分けながら、周囲にいる人からエネルギーを奪うことをしてしまいます。
これが他人事ではないのは、すべての人が、程度の差はあれ、この4つのコントロールのやり方を身につけてしまっており、それが自分の人間関係において表れてくるということです。
というのも、これらは、誰かによってエネルギーを奪われるという体験を通して、引き継がれてしまうからなんですね。
なので、人間関係において、なんらかの問題や悩みを抱えている人というのは、大なり小なり、このコントロールドラマを生きている可能性があるということなのです。
さて、今日は1番目の「犠牲者」について見ていきます。
犠牲者というのは、「○○のせいで、今の私の困難な状況がある」と考える人です。
別名、「被害者」とも言います。
このドラマを生きている人には、以下の特徴があります。
- いつも誰かや何かの文句を言っている
- いつも問題にばかり目を向けている(愚痴が多い)
- いつも他人が自分を助けてくれることを望んでいる
- 主語が自分ではない(○○が...から始まる)
- 自分から解決策を言ったりやったりすることはない
- 自分の問題点を指摘されると、沈黙によって受け付けないようにする
- 自分の問題点を指摘されると、何度も同じ話をしたり、泣き出したりしてかわす
- 「でも」「だって」が口癖(言い訳をして逃げる)
- 弱々しく振る舞い、助けが必要だとアピールする
- 人にアドバイスを求めることで、助けが必要であることをアピールする(でも決して解決しようとしない)
- 過剰に優しくしてくる(後になってから「せっかく○○してあげたのに、ひどいことをされた」の理由に使われる)=親切の押し付け
ところで犠牲者は次のタイプの人を引き寄せます。それは、
脅迫者
です。
脅迫者は4つのコントロールドラマのなかで、攻撃的な人です。
犠牲者の人は、脅迫者と一緒にいると、犠牲者でいるのが楽だし、ずっと犠牲者であり続けることができるからなのです。
DVの関係にあるカップルや夫婦は、典型的な犠牲者と脅迫者の組み合わせです。お互いにコントロールドラマを生きていて、そうすることでお互いにエネルギーを奪い合えるので、とても都合がいいわけですね。
だから、DVの夫婦を無理に引き離そうとしても、すぐに寄りを戻してしまったり、いつまでもずるずると関係が切れないのは、エネルギーを奪うことにおいて、楽だし、便利だからなのです。
このような人に、どんなにアドバイスをしても、決して解決しようとしないのは、その方が都合がいいからなんですね。
またアドバイスをしてもらうという行為を通して、エネルギーを奪っているというのもあります。
だからアドバイスをした方も、疲れてしまって、この人に関わりたくないと思うようになるわけですね。
結局の所、犠牲者を生きている人というのは、その人の問題点を指摘しても、まったく改善するつもりもありませんし、むしろアドバイスしてもらうことで、エネルギーを奪っていくので、アドバイスするほど、こちらが損するので、関わりたくない人になってしまうわけです。
要するに、自分で気づくしか解決の方法はないということなのです。
心理学の世界で「倒れて後、止む」という言葉があります。
これは、その問題を抱えている人が倒れる、つまり、その人がにっちもさっちもいかない状況になり、自分では本当にどうしようもない状況に陥ってはじめて、なんとかしなければと思うようになって、回復を目指し始めることができるということを意味している言葉です。
どん底まで落ちなければやめられない、ということなんですね。
では、どん底まで落ちたらできることはなんでしょうか。
それは、「自分を見る」ということです。
そのままの自分を見るということです。
誰のせいでもない、自分をそこまで貶めたのは、自分自身なのですから、その自分をしっかり、ありのままに見ていくということです。
見ていくポイントは次の通り
- 自分の行動の癖、口癖
- 私が〜という言い方をしているか、○○が〜という言い方をしていないか
- どんなタイプの人を引き寄せやすいか、どんなタイプの人と付き合っているか
- 自分が隠していること、ごまかしていること、人に言えないこと
これを意識することで、自分がどんなコントロールドラマを生きているのかに気がついていきます。
気がつけば、解放されていきます。
では、自分の前にこの「犠牲者」が現れてくるときはどうしたらよいのでしょうか。
それは、まず自分が脅迫者であったり、脅迫者としての素地を持っている可能性があるということです。または傍観者や尋問者であったり、それらの素地をもっている可能性もあります。
なぜなら、エネルギーを奪う人は、同様にエネルギーを奪う人と引き合うからなのです。
以前にもお話したことがありますが、ヒーラー(癒し人)というのは、「自らも癒されつつある人」のことを言います。
ヒーラー(癒し人)は、癒されたいと思ってやってくる人を通して、自分をも癒しているからなんですね。
そういうわけで、犠牲者を生きている人が、自分をこの状況から癒していきたい、脱していきたいと、もし思うのであれば、前述したように、自分をありのままに見ていくのが一番大事ですが、次の仕事をしたり、そういう立場にいることもおすすめです。
- ソーシャルワーカー
- ヒーラー
- 誰かのサポート役
犠牲者になりやすい人というのは、実はとてもよく気がつく、敏感な人が多いんですね。普段から無意識の内に周りの人の言動をよく見ています。また本質的には、とても思いやりのある人でもあります。一方で、自分の言いたいことをはっきり言えないとか、自分のことを表現するのが下手だったりします。だから犠牲者という役を演じてしまいやすいんですね。
ですので、そうした本質的に持っている才能を発揮できる仕事や、場にいると、そこにやってくる人を通して、自分も癒されたり、自分を見る機会が与えられて、自分に気づいていきます。そうすることで、そのドラマから抜け出すことができるようになっていけるんですね。
つづく
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