たまりが考える台湾語の壁を越えるための第一歩は、漢字の脳内統一です。特に日本語のテキストで独学してると、この「漢字」問題により、もうわけわからんようになります。思想的な問題を置いておくならば、台湾語はできれば、台湾の教育部が推薦する漢字を使うのが楽かも。
少なくとも私はそうでした。機能や意味の異なる語に、同じ漢字を使ったり、華語で使ってる漢字を援用したりすると、特に華語を先にマスターした人は混乱しやすいです。
語の機能別に相応の漢字を使用して一旦文法が理解できたあとなら、どんな漢字が来ようと大丈夫。自分で脳内統一できますから。
代表的なものが、まず否定語。日本語のテキストでは「沒」の字が「未(還沒)」と「袂(不會)」の両方で使われたりしますが、これはマジで混乱します。台鉄教育部が推薦する漢字は次の通り。
※左が中国語の意味、右が台湾語の否定語
不→毋 m̄
沒有→無 bô
不會→袂 bē
還沒→未 bē
別→莫 mài
不用→免 bián
「無」と「未」で漢字を区別すれば、「〜しましたか?」の過去形と現在完了的使い方の区別がつきやすい。
もう一つは、使役と受け身のマーカー「予hôo」と、色んな意味を持つ「共kā」。私はこの2つに「給」の漢字を使わないようにするだけで、台湾語文法の理解が進みました。理解したあとはもうどんな漢字がきても大丈夫。
もちろん漢字問題は思想と結び付いているので、そう簡単にはいかないのは百も承知。私個人はこれで一つ壁を乗り越えた、というお話でございました。
