数日後に総統選挙を控えた台湾。スラングハンター、台湾ウォッチャーであるたまりも、緊張&集中して情報収集に励んでいます。それに平行して、王育徳先生の自伝的著書、『「昭和」を生きた台湾青年ーー日本に亡命した台湾独立運動者の回想 1924-−1949』を読み終えました。
本当に本当に面白かった!台湾の歴史を知るために日本語の本、中国語の本、様々読んできたけど、確実にベスト3、いや、ベスト1かもしれない。というくらい面白かったし勉強になりました。リアルで正確な歴史の貴重な一次資料、というだけでなく、読み物としても一級品。
王育徳先生は、台湾語の研究、台湾独立運動、台湾人元日本軍兵士救済運動、と、研究及び社会運動に人生を捧げて来られたわけですが、もしこれらの時間を作家としての創作活動に費やされたなら、さぞや多くの素晴らしい文学作品が残されたのではないかと思うのでした。
それにしても、二二八事件の項は読むのが辛すぎた。当事者の、被害者の、家族の、生々しい記憶の叙述がリアルな映像となって再生され、読者の胸に迫ります。
あの時代に決して、2度と、絶対に戻らないでほしい。
