数十年前の中国留学。帰国前に留学生友だち数人で中国東北部を旅行した。その中に1人、イケメンの韓国男子。大人しい性格で前に出るタイプじゃなかったので、一緒に旅行するまでは気づいてなかったのだが
実は中国語もけっこうしゃべれるし、朝鮮族の多い東北部では韓国語を駆使して、色々な交渉ごとに大活躍。めちゃめちゃ頼りになるナイスガイなのであった(過去記事)。
旅の最後の日。翌日からはみな別々の動きをし、私はそのまま帰国することにしていたから、韓国男子に会えるのも最後の日だった。
学校の寮に着き、じゃあね、元気でね、と別れようとする私を引き留めて彼が言う。
「たまりさん、渡したいものがあるからちょっと寮の部屋で待ってて」
な、な、何だ何だ!?告白か⁉最後の日に告白か!?何でもっと早く言ってくれなかったの?もう私は帰国してしまうのにいいい…
と、超ドキドキして部屋で待つたまり。
ドアがノックされ、韓国男子が私に渡してくれた物は……。前に私が貸していた長袖シャツ。洗った気配もないシワシワのままのシャツ。もちろん告白されるわけもなく、「シャツありがとう、じゃあさようなら」とさわやかに去って行った韓国男子。
甘酸っぱい留学の思ひ出♡