★番外編★
1.日本語で書くと「え」の音について
注音符号で「ㄝ」(←「せ」じゃないよ)で表す単母音の漢語ピンインは存在しない。
中国語の単母音は基本的に a、o,e,i,u,ü の6つ。これにer を加える場合もある。でもこの場合の「e」は「え」ではない、「ㄝ」(←「せ」じゃないよ)でもない。
(ええい、ややこしい。)みなさん、ご存じのあの「あ」と「え」と「お」の間くらいの音である。ひらがなでは到底書き表せない、日本語には全くない音である。国際音声記号で言うと[ə] (中舌中音母音)、シュワーともいう。
でも複合母音(二重母音と三重母音)で出てくる「e」は(「ei」や「ie」や「wei」の中の「e」ね)、その日本語には全くない音[ə] (中舌中音母音)ではなくて、日本語の「え」にかなり近い。
つまり、漢語ピンインでは、[ə] (中舌中音母音)と、日本語の「え」に近い音を同じ「e」で表しているというわけ。
でも注音符号ではそれを区別して、単母音である、[ə] (中舌中音母音)を「ㄜ」、複合母音に出てくる「え」に近い音を「ㄝ」(←「せ」じゃないよ)で表す。
2.ひらがなに似ている注音符号
注音符号は日本語のひらがなと一緒で漢字の一部をとって作られている。もとの漢字がイメージできるのでけっこう覚えやすいのだが、ひらがなやカタカナと同じような記号もけっこうあって面白い。
さっきから出ている「ㄝ」は「せ」に似ているし、
「ㄜ」も「さ」に似てる。「ㄘ」は「ち」に似てるし、「ㄙ」は「ム」に似てる。「ㄟ」は「へ」みたいだし、「ㄡ」は「ヌ」みたい。「ㄨ」は「メ」に、「ㄑ」は「く」にそっくり。
音はそれぞれ漢語ピンインで表すと、
「ㄝ」 → 相当するもの無し、「ㄜ」 → 「e」、「ㄘ」 → 「c」、「ㄙ」 → 「s」
「ㄟ」 → 「ei」、「ㄡ」 → 「ou」、「ㄨ」 → 「u」、「ㄑ」 → 「q」となりまする。