イギリスの一般家庭には、『エアコン』がありません。
あるのはスーパーやレストランなどの、店舗だけ。
ロンドンはどうか分からないけど、マンチェスターの電車には勿論ない。
バスには、一部の最新型のみ内蔵されている。

真冬、駅にもエアコンが無いから、極寒の中で電車を待つ。
乗った電車にもエアコンは無いから、凍えながら町まで行く。

真夏も同じ。西日が差し込む車内の温度は30度以上。
でもエアコンが無い。しかも窓が開かない。
むせ返る空気の中、家路まで40分を耐え抜くしかない。

過去、何年間かイギリスの夏は異常気象で35度を超え、何人かの人が暑さで亡くなっているのだから、そろそろエアコンを導入しても良いのでは?と思うのに、今だ扇風機で過ごす人々。

家にエアコンを取り付ける事って、そないに難しい事か?と考えてしまう。
いやいや・・違う。そんな難しい事では無い。

では何故、ナショナルなどが販売しないのか。
それは売れないから・・らしい。
日本のように猛暑が何ヶ月か続くワケじゃないから、国民は買うより頑張る方を選ぶのだと、電気屋のオヤジが言っていた。

だから夏になると、電気屋には撮影用か?と思うような、巨大な扇風機から小型扇風機がズラリと並び、皆それを買っている。

冬は冬で、炭と木を買ってきて、暖炉に火を起こす。
う~ん!何て原始的~!!
メンドクサイ。
この作業は非常にメンドクサイ。

寒い中、この燃料を車で買いに行き、何十キロの燃料をトランクに運ぶ。
家に着いたら、クソ寒い中、この燃料を運ぶ。
そして炭と木の間に隙間を作りながら積み上げ、火を入れる。
温まって来るのは、20分後。
遅!
しかも、1回ごとに暖炉の灰を掃除しなければならない。

ガスファンヒーターがあれば、スイッチ1つでブイィーン。
エアコンがあれば、スイッチ1つでブイィーン。

なに?この差。
1台で、冷暖がスイッチ1つなのに、何故に今までも、そしてこれからも導入されないのか、不思議で仕方が無い。
文明は進化していると、気が付いてくれーイギリス人よー!!