
私達が出逢って、もうどれくらいたつのかしら。
あなたの愛が深くて、
大きな海みたいで、
まだ未熟だった私は、何度も脇道にそれそうになったわ。
そのたびに、あなたは淋しそうな顔で私を見た。
その深すぎる愛が重く感じたの。
だって、あなたは・・・
私の嫌いな私の一部を、大切に大切にしてくれるから。
私が愛せない私に、何でそんなに優しくしてくれるのって。
なに一つ役にたたない私。
なのに、
自分を飾ることで、
煌びやかに生きることで、
“私だって、がんばっているのよ”って
“あなたのものじゃないのよ”って
強がった。
恋すること、ときめくことに貪欲な私。
あなたの弱い部分を見るたびに、
もっと素敵なラブストーリーを夢見たの。
でも、いつからかしら。
あなたの弱さを愛おしく思うようになったのは・・・
今、私の身体中から、あなたへの愛が溢れ出してる。
私の嫌いな私を、
私が愛せない私の一部を、
あなたが、“ちっともかまわないよ”って
何度も、何度も、
繰り返し、繰り返し、
抱きしめてくれるから。
だから私、もうあきらめちゃった。
だめな自分を隠すのを。
弱い私も、
甘えん坊な私も、
あなたが騎士のように、守ってくれる。
それを自分に許したの。
あなたに抱かれると、
海の動きに委ねて、とけてなくなる泡のように
私はあなたの全細胞の一部になって
力を与える女神になる。
かよわい私が
突然、力強くあなたの中で息をふきかえすの。
そうしたらすべての命あるものが、愛おしく感じてる。
どうなっちゃてるの。
すべての命あるものに恋する気持ちが
日に日に大きくなって
スッピンで笑えるだけで、十分に幸せ。
何も隠さないで、
あなたとふれあうだけで、
私は宇宙とつながるの。
だから、お願い。
私のために生きないで。
“おまえだけが俺の宝物”なんて言わないで。
私を愛することで、命をけずらないで。
私はかよわいかもしれないけど・・・
あなたのためなら、本当は強くなれるんだから。

