息子のパパがやってきた!
正確にいうとまったく突然ではないけれど。
というのは先月、息子あてに贈り物があった。
うちではとても手が届かない、ほしくてしょうがなかったモノ。DSだ。
「お誕生日おめでとう」メッセージと電話番号があった。
さっそくお礼コール。
息子にとっては初めて聞く父の声。
大喜び!
だけど、なにか実感がなく。
それでも、父の存在が確かにあるということだけはわかった。
それから、事あるごとに父の情報を私に聞いた。
「電話番号わかったんだから、かけて本人に聞けばいいじゃない。」といっても、彼はそれきりかけようとはしなかった。
夢のような父。イメージはどれほどに膨らまっていたことだろう。
それが現実の声を聞いた。
それだけでもう、きっと彼はお腹いっぱい満足で。
またその先の「憧れ」を育て始めることを楽しんでいるかのようだ。
そんな矢先、今度は現実に、「本物」が来た

大慌てで部屋をかたずける。
何を思ったか、友達に見せるといって近所の友達を呼びつける。
もう、何が何やら・・・
お友達のほうが闊達に話しかけるが、息子は始終、もらったDSに取り組んで、「精一杯の喜び」を表した。
砂浜でコンビニ弁当ランチ。
父子一緒にざるそば☆パパはミネラルウォーター飲んでいた。
仕事で強行スケジュールの中、時間を割いて訪れたらしく、わずか数時間のことだったが、生まれて初めて本物と会えた息子の気持ちはいかほどのものだったでしょう。
その夜はビアフェスタで母はママ友と飲んだくれ、子供たちは人ごみの中を縦横無尽に遊んでいました。
翌日、「昨日はすっごい!特別の日だったねぇ!」というと、「え?なんで?」
「だって、初めてお父さんに会えたじゃん!」
「え~~~?だって仕事で来ただけなんでしょ」とメチャクール。
「でも、ベイ買ってもらえて嬉しかった」とボソリ。
ふと気付くと、ダイニングテーブルの上に普段なら絶対買うことのないミネラルウォータ―のボトル。
どうやらフェスタのときに自分で買ったらしい。
奇跡のような光の一瞬。
あとは何もなかったかのように、また二人だけの生活が流れていきます。

た~まやぁ~


か~ぎや~~
