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スーパーの卵から孵化したうずら

セキセイインコを飼育する

林山キネマと家族の日常漫画ブログです

レトロスポットも紹介しています

星登場する人たち…こちらから

 

 

 

 
すぐご紹介したかったのですが
雑に扱うには惜しい場所ばかりで…
なかなか手が付けられないでしました
 
どこも「あと5年10年たっても
そのまま残っていてほしい」場所
だけどどう変化していくかはわからない
 
 
今年からは特に力を入れて
「レトロ巡り」として
観光地もそうでない穴場も両方とも
 
知らない方、行ってみたいと
思っていた方にも響くように
 

写真多めで紹介していきます乙女のトキメキ

 

旧 神谷傳兵衛稲毛別荘

 

まずは2025年10月に訪問した

地元の人や知る人は「神谷邸」と呼ぶ

こちらの建物…

 

正式には
旧 神谷傳兵衛稲毛別荘

 

大正7年に建てられた洋館建築です

 

 

「神谷って誰よ!」と思われる方もいるでしょう

 

 

以前にこちらでもご紹介した浅草にある神谷バー

多くの文豪が愛したカクテル「電気ブラン」や

「蜂印葡萄酒」 を作った人でも有名な

神谷傳兵衛(でんべえ)氏の別荘です

 

実業家としての実績がかなりあり

三河鉄道(今の名鉄)の創立に係わったり

旭製薬社長のほか、神谷醸造、日本製粉、

九州炭鉱汽船、 東洋遊園地などの役員 を務めました

 

 

千葉県稲毛区の海岸沿いの

交通量の多い国道に面した場所にあり

いつもそこを通るたび

「そのうち訪問してみよう」と想っていました

 

 

明治・大正期からは日本中の様々なところで

洋館風の建物が作られるのですが

この手の建物の何が面白いかというと…

 

出来る限り洋館に近づけてるのだけど

作るのは日本の大工さんだったり

実際に住むのは日本人なので

良い感じに材料や間取りなどを

日本風にアレンジしているところです

 

 

美しいタイル、開かれたドア

華やかで素敵なんだけど

日本でなじみがある木目の現れ具合、

材質や色調があちこちに感じられます

 


入口と天井、照明

 

 

この建物は、住居ではなく

ゲストハウスとして建てられたもの

(こんな素敵なところのゲストになってみたかったー!)

 

小さなエントランスホールなのでしょうね

 

神谷氏はすごい実業家でしたが

当時「ワイン王」とも呼ばれたそうです

 

大正時代には海水浴が定着しており

娯楽としてブームでしたので

稲毛の海岸沿いのここに別荘を建てたのかもしれません

建築時、事業で関わりのあった人を招待して

この別荘で休暇を楽しんでもらったのでしょう

 

 

天井の漆喰には葡萄のモチーフが…

「ワイン王」にちなんでのことでしょう

 

 

この、派手すぎないゴテゴテしすぎない感

男性にも刺さるちょうど良い加減の装飾かも

 

ここが建てられた大正7年(1917年)ごろは

アールデコ様式が流行していたんですよね

 

これがもう30年前だと

アールヌーボー様式がブームだったので

植物モチーフが麺のようにグネグネと装飾されて

女性に好まれやすい雰囲気になっています

 

 

神谷邸は2階建てで、地下があり

地下はワイナリーだったそうです

 

一階はホール、ここで食事や談笑などしたそう

 

 

暖炉とその周りも素晴らしい

 

 

金属のフレームがよく残っているなぁと…

大体は最初にダメになっちゃうんですが

 

と味の輸入物と思われる素敵なタイル

なんとなくイギリス製のような気がします

 

 

地元のガイドさんがいて

私が古い建物を見て回るのが好きだというと

「だったらぜひ見てほしい」と

こちらの窓の前まで連れてきてくれて…

 

 

老朽化で綺麗に火中無くなってきた窓も複数ある、

今ではこの窓しか稼働しなくってしまったけど…

というその窓に近づくと…

 

なんだこれ?スキマに『くさび』が打ってある

穴でもふさいでるのか、

というかこの窓、妙にフチに幅がある

 

よくみると金属のワイヤーが出てて

 

ロープがある?と思ったら…ガイドの方が

「この窓には網戸があるんです」

くさびを外し、すると

 

本来、網戸なんて設置しようがない

フランス窓の、下のフチの部分のから…

 

スルスルスルーっと

モーターやゼンマイの金属の音もなく

 

 

木製の格子の網戸が出てきました!

ふぁー、すごい無気力

 
こんな長い窓、どうやって収めて…
と思ったとき気が付きました
 
この建物、ワイナリーの地下があるんだっけ
なるほど…すごく良くできてますよね
 
仕組みは去年ご紹介したこちら
立ち寄った店が電気要らずの自動ドアで
それと同じ仕組みで
重りがあって網戸が上がるんでしょうね

 

 

 

長くなったので続きます

次回は二階のご紹介

 

ではでは。

 

 

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