ある日の出来事。
彼女の視界の中に不思議なものが観えた。
明かりのない真っ暗な洞窟の中で、
観えるはずのない白い光。
それが大きく動いて尾を引いて消えた。
彼女はそれを確かに目撃したが、
本当に観たのか、
自分でも確信することが出来なかった。
彼女は、いっしょにそこに居た人々に
勇気を出して聞いた。
「さっき洞窟の中で白い光を見なかった?」
「え?何も見てないよ。だって真っ暗だったじゃない?」
「それは、誰かが遠くで灯していたライトじゃないの?」
「そうだよ。私たちの後にも団体がいたもの」
みなの意見を聞き、彼女は自分が
おかしくなったんじゃないかと疑い始める。
私は本当に観たのだろうか?
それとも私が創り出した物語に過ぎないのか?
みんながそう言っている。
だとすれば、おかしいのは私?
今日の経験をみんなでシェアし合う時間があった。
ヒーラーの彼も参加している。
彼女はもう一度勇気を出して尋ねてみようと決心する。
「今日洞窟の中で白い光があったんですけどなんだと思いますか?」
「誰かのライトじゃない?」
「私はみなかったよ」
スルーされる彼女。
彼女を覆う孤独感。
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彼女は何がしたかったのだろう?
自分の観たものを確認したかった。
自分が観たものを誰かと共有したかった。
そして、
自分自身を誰かに認めて欲しかった。
君の言っていることは間違いじゃない。
正しいことだ。
だけど、それは叶うことなく・・。
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人は誰でも他人から認められたい。
他人の承認を欲している。
だけど、すべてのことを同じように感じてくれる人が
果たしてどのくらいいるのだろうか?
今日承認してくれた彼が、明日は違うというかもしれない。
だけど、それに右往左往していたら、
心が休まることなんてあるのだろうか?
更に、大切な人以外の人、
いわゆる『みんな』に認めてもらいたいと思っていたら、
どんな風に振る舞ったって限界があるのではないだろうか。
外に何かを求めて生きる、
人に期待される反応を選んで生きる。
そういったことを続けていると、
だんだん自分がわからなくなっていく。
そして、人の数だけ演じ分ける自分が生まれて来て、
誰にどの仮面で対していたかわからなくなる。
もちろん、他者にとっても
その人がどんな人なのかわからなくなってしまう。
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さて、
洞窟の話しに戻ります。
彼女の求めていたこと、それは痛いほどよくわかります。
『承認欲求』は心理学でも認められた存在です。
でも、彼女の周りに起こったこと、
それは彼女に何を知らせたかったのでしょう?
自分で観たもの、感じたことを
人に確認する必要はないということ。
人から同意されることが重要なのではなくて、
自分で観たもの、感じたことは、
自分で信じて確信してあげればいいんだ。
実際、3次元世界で起こっているあらゆる出来事だって、
それを見る人によって違った解釈がなされるものだ。
起こったことはひとつでも、それにまつわるエピソードは
関わった人の数だけあるということだ。
3次元においてさえそうなのに、
もっと高い次元においては尚更なのではないか。
だから、
自分に起きていることは自分にとっての真実だと氣づいて。
そして、それを確信してあげて。
そうして、確信を積み重ねることで、
自分への信頼度がアップしていく。
そしたらきっと、もっともっと
自分を愛してあげることが出来るようになると思うんだ。
愛をこめて。
