先程ドラマ「マイディアミスター」の第6話を見ていたら、こんなセリフがありました。
いっとき人気があったけど壊滅的な演技の下手さで落ちぶれてしまった女優さんの述懐。
自分には取り柄が何にもなくて蔑まれて苦しいから、AIが生産活動を引き受けてくれれば能力によるヒエラルキーがなくなって平和で平等な世の中になりヒトはただ好きにDNAの再生産に従事するだけで良くなる、というユートピアを夢想しているように聞こえます。
もちろん別に彼女は文明批評しているわけではなく、要は「寂しいから一緒にいてほしい」と意中の男性に伝えているだけなのですが、一生懸命頑張って言っている健気さというかいじらしさに心が打たれます。
実際、完全な機械化によって労働から解放され生殖活動以外しなくなってしまった知的生命体とのファーストコンタクトを描いたSF作品もあったりします。
文明の進歩が行きつけばそうなるのかもしれませんが彼らは結局知的活動には従事しなくなってしまいそれで何が楽しいのかと思わなくもないです。
他にも、人類が自らをソフトウェア化しネットにアップロードすることで不老不死となるという設定のものもあります。
こちらではもはや生殖の必要もないため、人類は長い歴史の中で蓄積された文化遺産や知的財産の消費やオンラインゲームにうち興じるという、高等遊民みたいな生活を送っております。
そうこうしているうちに退屈になった人類はこのソフトウェア空間の中にビッグバンを起こして新たな物理宇宙を創り出してまた初めからやり直すのかもしれません。
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