3月13日水曜日


5連勤務3日目の日勤


この日は、透析もないので、早退せず、17時半まで働いた


今日は、叔母が母を送る役割をしてくれた

昼休み、姉からメールが…


昨日の骨髄穿刺の結果がもう出たらしく、すぐに治療始めたいからと、そこにいた母と叔母に、抗がん剤投与治療と、余命2週間から数ヶ月と告げたらしい…


わたしと姉の計画では、二人で結果と余命聞いて、母に柔らかく伝えようと思っていた


少しでも早く治療始めたい医師の医師としての使命はわかるが、この病院、患者や家族の気持ちは二の次三の次



大きな病院だから仕方ない?



その後、この病院の、もっとひどい面をたくさんみることになろうとは…


まだ、このときはわからなかった…



治療と共に、病棟も病室も変わり、血液内科の個室になった…


とうとう個室かと思ったら、そこしか空いてないとのことで、来週にはここも出なければならず、個室は特別室しか空いてないらしい…


とりあえず、個室は、母も父も気が楽だということだけでもよかったかな


母は、2週間という宣告に、どれだけ取り乱しているかと仕事しながら思っていた


仕事帰りに病院へ



夕食を食べていた父は開口一番「今日、3人来てくれた」と笑顔


なんのこと?と思ったら、主人と娘たちに検査結果と余命メールしたら、主人が娘たち、息子を連れて父の見舞いにきてくれたらしい


めちゃくちゃひどいのに、めちゃくちゃ喜んでいた父の姿


忘れないでいようと思った



一人で食べていた食事

ほとんど食べてない



ブドウが5粒ついていて、珍しく食べたいという


普段、果物なんてほとんど食べないのに、よほど、口が、味ないのだろう



剥いて種を出してあげたら、5粒全部食べた



母に報告したら喜んでいた



でもこのおかず…チンジャオロースみたいな…


こんなの今の父が食べられるわけないわ



ナースがガーグルベースといって、うがい受け容器をくださったので、義歯を外し、うがいをしてみた



スッキリしたと父




義歯を洗った…



父の義歯なんて洗うのもちろん初めて



洗うことになるなんて…









ふとテレビの後ろをみると、何やら容姿が数枚


同意書だった…



輸血の同意書と、抗がん剤の説明、同意書だった…



みると、父が書いた、力の入らない手で、書いた署名が…



え?父、これ読んだの?




ほんとにこの病院…配慮ってものは一つもないんだね…



治療するために、ちゃんと本人に伝えなきゃという方針はわかる



わたしも一応ナースだし、それは大事なことだと思う


私自身はしっかり告知されたい派



でもね、いざ、家族がその立場になったら、やっぱり、すごく切なくて…



このガンの説明や、同意書をどんな気持ちで父が読んだのかと思うと、いたたまれないしょぼん



あの父の象形文字のような署名


写メってくればよかったな…



力なくても象形文字でも、書く欄が間違っていても…

確かに父の字だったから…










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