昨日からNetflixで『美味しんぼ』を観ている。
十七話で、
私は気付いたのです。
人の役割って様々だなって!
東西新聞社の記者 山岡士郎が書いた記事に、
バイク族がクレームをつけに本社を訪れた。
小見出しの文言、
「鋼鉄の馬にしがみついた弱虫たち」
これが許せなかったらしい。
山岡は彼らを「弱虫」と呼ぶ。
だけどバイク族のボスから、
「200kmの風に逆らって突っ走ったことのない男に俺たちのことはなんにも分からねえさ」
そう言われる。
すると山岡は、
「確かに俺の知らない世界だなあ」と妙に納得するのです。
山岡は本村という老人と再会した。
小さい頃世話になった人だ。
その本村が引退することになった。
送別会の会場に行ってみると、
生牡蠣の試食をしてみないかと言われる。
みんなはうまいと言ったが、
山岡だけは「そうかなあ」と。
試食したカキは、
志摩半島的矢の養殖場直送のものらしい。
最上のカキだと。
だけど山岡は、
「でも今食べたカキはそれ程じゃない」
「そんな、それ以上のものはありませんよ」
店主にそう言われるが……
山岡は送別会の開始時刻を確認してから、
外に出ていく。
「俺が来るまでカキを出すのは待ってもらえませんか?」と言い残して。
何をするんだ山岡よ!
どこへ行くのかと思いきや……
なんとなんと!
あのバイク族のボスを訪ね、志摩半島まで行ってくれとお願いするのだ。
時速200kmなら間に合うだろと。
なんだかんだで志摩半島へ行くことになり、
的矢の養殖場のおじさんを訪ね、
山岡がカキを選んで持ち帰ることになる。
送別会には遅れてしまったけど、
世話になった本村に、最上のカキを食べさせてあげることができたのだ。
いい話でしょう?😍
バイク族は警察にとっ捕まるけどね!
この話の面白いところは、
「いろんな役割を持った人がいる」ということ。
そしてもう一つ、
「自分にできないことができる人にお願いしてみる」その楽しさだと私は感じました。
バイク族のボス。
山岡が世話になった本村。
カキの養殖場の場長さん。
人間国宝の唐山陶人。
グウタラ新聞記者、山岡。
などなど。
美味しんぼは、
山岡の人脈が事をうまく運ぶポイントになっているんですよ。
山岡は競馬ばかりしているグウタラ社員でおまけにキレやすい性格だけど、
他人を尊重する気持ちが強いんですよね。
だから人がつく。
他人の困り事を解決する名人でもあるのに、
自分の父親とは犬猿の仲。
ずーっともめたまま。
そんなところも、
人間臭くてなんだかいいじゃないですか。
ある特定の人の輪が、
いつまでも「仲良しこよし」でやれるかといえば人間そうはいかない。
今の世の中なら、
SNSでそう見せることはできる。
だけど、
ずーっといいなんてことはないはずだ。
裏の気持ちだってある。
全部見せればいいってものではないけれど、
そうやって仲良くしたりもめたりして、
人は成長するんだなあと思う。
私はこの山岡士郎というキャラクターが好きだ。
その親の海原雄山もわりと好きだ。
ただ明るくてさわやかなだけでは面白くもなんともない。
こういうドロドロした部分を持つ人間臭いキャラクター。
それが好きだ。