自分ではよくできたと確信する。
よしいいぞ!自分、天才!
そう思って先方に出してみるが、
まさかのダメ出しを食らう羽目に。
え?なんで?嘘でしょ?
ズーンと落ち込む。
どこが天才だ、
私なんてダメじゃん、と思う。
落ち込んでいても埒があかない。
大先輩の技でも盗んでやれ。
本を読んだり、新聞のコラムを読んだり。
人の文章を読み漁る。
そこでもう一度、
自分の原稿を読み返す。
すると、
あれ?
これ、誰の原稿?
ものすごい違和感に襲われる。
それこそ「どこが天才だ」と、
少し前の自分はバカなんじゃないかとすら思えてしまう──。
これは文章に限らず、
イラストやデザインなど、
商売ならば当然あることなのかもしれない。
こうして私たちは、
お客様に育ててもらっている。
相手がいいと言うまで、
何度も直せばいいのだ。
それでもダメならば、
自分の力不足に他ならない。
その事実をしっかり受け止め、
明日への糧にすることだ。
ダメ出しというものは、
定期的にされた方がいいと感じた。
調子に乗っているだけではダメだ。
誰かのダメ出しは、
自分を育ててくれる肥料である。
より良い実をなすため、
より早く育てるため、
絶対に必要なものなのだ。
こうして考えると、
ダメ出しをしてくれる人がいることに、
深い感謝の気持ちが芽生えてくる。
「ありがとう」
こんな気持ちになることでも、
自らの成長が促されている気がしてくる。
ダメ出しの効能。
それは計り知れない。
素直に受け取り、
時に落ち込み、
自らのステップアップとしていきたい。