ちょっと長いですが、ぜひ最後までお読みください。


平成25年度予算案についての公聴会。3人の公述人による意見陳述を聞きました。内容はさておき、3人の話し方にはそれぞれ特徴がありました。その対比から得た「相手に伝わるプレゼン・意見陳述に関する3つの学び」についてお話します。


プレゼンや意見陳述をする際、気を付けるべきポイントは3つあります。

1)事実に基づいて話す
2)中学生にもわかる言葉で話す
3)言いたいことを区切って話す

1)事実に基づいて話す


自分の意見を人に伝える時、「こう思います」というだけでは相手の理解を得ることはできません。なぜなら、説得力がないから。公述人の慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授の小幡績氏の話。そこには「事実」がなく、ほとんどが彼の「考え」で構成されていました。反対に、経済評論家の上念司氏の話には多くの「数字」「グラフ」「引用」があり、意見を言う前に事実の説明があるので、聞く側の私は「うん、確かにそうだ」と思わず納得してしまう説得力がありました。


2)中学生にもわかる言葉で話す


経済の話だからか経済の専門用語?がちらほらあったように思います。第一生命経済研究所主席エコノミストの永濱利廣氏が「パイを広げないと」と何度も言っていましたが、私には「?」。ある業界に長くいると、その業界でしか通用しないような言葉を外でもしてしまいがちです。相手の理解を得るためには「この言葉は相手に通じる言葉か?」を考えてから話す必要があると感じました。


3)言いたいことを区切って話す


前述の小幡績氏、永濱利廣氏の話では、「え~」「~と思いますので」「○○で、どうなったかと言いますと」と、ひとつの話に区切りがなく、話がだらだら長いところが気になりました。聞いている側は「あなたが一番言いたいことは何?」と頭が混乱してきます。反対に、上念司氏の話では「~であります」「次に資料をご覧ください」「デフレ脱却には5段階あります」と話が区切られており、さらに話と話の間に少しの間がありました。その間のおかげで、聞く側は話を理解する時間を取ることができ、結果頭が混乱することはありませんでした。



公聴会の動画を見たのは初めてですが、とても面白いですね。今回は経済の話でしたのでもちろん経済の勉強になりますし、自分を基準にして「こういう風に話せば相手に伝わるのか」という体験学習ができるところがよいです。特に、この動画の登場人物は全員タイプが極端に違うため、「良い例」「悪い例」をもろに見せつけられたように思います。


自分を振り返れば、考えを裏付ける事実(数字)がなかったり話がだらだら長くなった時に限って、上司にいろいろツッコまれたような気がします。次回プレゼンや研修を行う際には、3つのポイントを活かしていきたいです。


興味のある方はぜひ動画をご覧ください。一見の価値あり!