前編はこちらです。



-誰かを裁くより伝わる強さ-



言葉にすれば変えられるかもしれない。

でも、声を出すことで起きる波紋を思うと、

自然と口は閉じられた。




心の中で何度も問いかける。



「正すことが守ることになるのか」


「沈黙していて大丈夫なのか」




その夜、

一緒に場を共有した仲間と話をして、

初めてわかった。






正しさは、

言葉にしなくても存在できる。



観察すること、

流れを感じること、

そっと見守ることも、

立派な守る手段になるのだと。




沈黙していた自分も

良かったんだ、と誇らしく思った。



正そうとしなくていい。


それは無関心でも、

諦めでもない。


誰かを裁くより、

そっと守る為の選択だった。






あなたなら、あの空気の中でどうするだろう?

見守る?声を出す?それとも…?