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★朝6:55到着。
まだあまり、人のいない参道。


鳥が、すごい鳴いてるなあ…


ずっと昔に、耳の不自由な方が、

「私は毎日、音の無い世界を、聞いています」

って、誰に言うでもなく、つぶやくのを聞いて、


音の無い世界って、音が無いわけではなくて、音の無い世界では、「音の無い音」が聞こえるんだろうか…って、思いました。

 

 

 


★前を歩く女の人。


…多分、体重は100キロくらいあって、お相撲さんみたいな歩き方(外股で、かかとの内側から、踏み出す歩き方)で、普段着ぽいトレーナーにジーンズ、髪の毛も洗ったまんまみたいな感じ^^


失礼ながら…後ろから見ると、特別、女らしさは感じない、そんな感じの…


でも、すれちがった時、はっとしました。
その人の目が、すごく優しくて。


多分、長年、自分のことは後回しで、家族のお世話に、自分の人生を費やした方なのかな…と思いました。


…実際には、その方がどんな人生を送られてきたのかなんて、もちろんわからないわけですが…


でもただ、ほんの一瞬すれちがっただけの私に、そんな風に思わせる何かが、その方にはあって…


ノーメークで、おしゃっれっけの何もない、でもとても美しい人に、私は、一瞬、心を奪われた。


私も、そんな女の人になりたいものだなあ…ほんの一瞬、すれ違うだけで、誰かの心を捉えるような…?!


そんな人生を生きている女の人に。

 

一瞬で誰かの心を動かすのは、きっとその人の生きてきた長い時間…

 

 

 

 

★…9時を過ぎるあたりになると、参拝の方が増えてきます。


人が玉砂利を踏みしめながら歩く足音を聞きながら…次の場所に、私もそろそろ、移動します。