運命を感じたと言ってしまえば、それでおしまいなのですが・・・
運命だけではない必然
初めて会った時、夫の残念な外見にがっかりした。
にもかかわらず、この人と結婚するかも!
直感だけでなく、あとからの理由づけもいくつかあります。
ひとつは、家族のことについて話した夫に感動したから。
働かないちゃらんぽらんな父、家計を支えるためにいくつもの仕事をする母。
姉たちは弟である夫を高校に行かせるために、自分達は進学せず働いた。
だから、夫は「日本で働けば、台湾の家族を楽にしてあげられる」と思ったと。
バブル真っただ中の日本で、そんな話を聞いた私には、衝撃的でした。
いったい、いつの時代?
うちの両親の戦後話を聞いているような・・・
日本の現状とかけ離れ過ぎて、小説か映画の中の話みたいに思えました。
だけど、その話をしている夫には、家族を想う熱い気持ちが溢れていたのです。
私の家族は少し冷めたところがあって、というか私に問題があったと今ならわかるのですが。
そういう家族一致団結することが、うらやましかったです。
この人と結婚したら、私もその一員になれるよね。
ぼんやりとだけど、そんな景色が見えた気がしたのです。
期待を裏切らない家族
夫の父は定職をもたないちゃらんぽらんなのだけど、男気があって付き合いも広い。
家族よりもつきあいを優先するから、困りもの。
私たちが結婚した頃はだいぶ落ち着いて、家族のお店を手伝うまでになっていました。
といっても、頑固者の父は、母や夫たち子どもの言うことを素直に聞きません。
だから、代わりに嫁の私が言わされるのだけれど、私のことは仕方なしに聞いてくれます。
日本語世代なので、日本語でいろいろ話しもしてくれました。
そして、その時、夫と出会ったときにぼんやりとイメージした景色と重なったんです。
私はやっぱりこの家に嫁ぐことになってたんだわ。
結婚は夫婦二人さえ良ければ、良いんです。
だけど、その家族もひっくるめて好きになれたり、仲良くできたら、鬼に金棒!
これも鶏が先か卵か先かと一緒だけれど、家族を大切にできる人は夫や妻のことも大切にできるはず。
愛です!愛!
思いやる気持ちや感謝の気持ちがあれば、乗り越えていける。
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