84歳の母の話です。
 
かれこれ寝たきり入院生活3年以上になります。
 

残りの人生を数える

どんどん身体が小さくなっていきます。
 
本人も気にしていて、鏡に映る自分の顔を見ては、
 
「化粧水を塗ってくれほしい」
「眉毛を描いてほしい」
 
時には
 
「鼻毛を切ってほしい」
 
自分ではできないので、私に頼みます。
 
 
そして、ある日
 
「猫を買ってほしい」
 
とうとう痴呆が始まったのか?と驚き
 
私が「病院で猫を飼えないやろ」というと
 
 
「なんで?抱っこして一緒に寝たいから、買ってきて」と言われて
 
猫のぬいぐるみなんだと理解しました。(笑)
 
 
母は「今朝も目が覚めてしまったわ。あと何回、目が覚めるんかな。もうそろそろ、覚めなくていいんだけど。」
 
そんなことを言うようになり始めた頃です。
 
 
 
添い寝の効果
 
母の希望する猫のぬいぐるみがなかなか見つからず、父が赤ちゃん人形を買ってきました。
 
最初は猫と違うことに不満そうでしたが、
 
 
やがて、抱きかかえるようにして、寝るようになりました。
 
最近は「目が覚めてしまう」という不平も言わず、落ち着いています。
 
 
老人になると赤ちゃん返りをするのが、これかと思いました。

でも、よく考えてみると、入院するまでは、うちの両親は同じ布団で寝ていたのです。
 
だからなのか?
 
そばにいるというだけで、きっと安心できるのでしょう。
 
 
うちの姉は旦那さんが亡くなってから、ベッドに大きなぬいぐるみを置いています。
 
さすがに大きすぎて抱きかかえはしないけれど、同じような気持ちなんだろうなと。
 
 
今、夫婦一緒に生きている間に、できること、感じること、大切にしたいものです。
 
 
 
 
 
 
どくしゃになってね…
 
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