吉野の金峰山寺でのお話である。
私が書いている空海の小説。
その取材を兼ねて行ったのであるが…
金峰山寺には巨大な蔵王権現の像がある。
そこの大きな蔵王堂の斜め前に、観音様が祀られている。
少し疲れたのでベンチに腰を掛けた瞬間である。
「あっ!」
そう思った時には既に繋がっていた。
目の前は金色の世界。
そこに光の玉が現れた。
これが初めてではなかったので、
私には何が起きたか理解出来る。
慈悲深い優しい光…
それは、観音様である。
しかし、この時何を話したのかは覚えていない。
話すと言ってもテレパシーである。
双方向通信。
ただ、最後に…
「私の力を使いなさい…」
そうおっしゃってくださった。
それだけは覚えている。
しかし、私の主神は大日大聖不動明王。
しばらく観音様の力を使うことはなかった。
しかし…
三輪山である女性に出逢う。
その方に、先祖供養を教わったのである。
その供養が、観音様の力を借りる方法だったのである。
「観音様、創造主の無限大波動により…」
そういう文言で始まる供養である。
毎日、2時間近く、1ヶ月…
とにかくやるだけやってみた。
効果は期待していなかったのだが…
しかし、それが大きな間違いであることがわかる。
それまでは自分の力でどうにかなる。
そう思っていた。
しかし、その間違いに気付くのである。
全ては繋がっている。
それは先祖も同じである。
今では、毎日先祖に感謝を述べている。
観音様の力を借りて…
不思議と言えば不思議な…
金峰山寺での体験であった。