「いま忙しい??  ちょっと言いにくいんやけど・・・・」


実家の母が、朝から重たい声で電話がありました。

こういうトーンのときは

家族に何かがあったのか・・と、どきんとしてしまいます。

今は両親とも元気なのですが、

ふたりとも高齢ですから、入退院、いろいろありましたから。



「なに?」





身構えてきいていると・・・


最近電動ミシンを買ったのだけど、どうしても糸が通らないので

使い方を教えて欲しいのだと。



一気に脱力しましたo(=ёェё=)o

そんなことならどーぞどーぞ。




それにしても、もっと驚きだったのが、母がミシンを始めようという気力がでたこと。

たぶん、ひ孫の誕生からですね、母が生き生きしてきたのは。


☆      ☆      ☆


もともと、手仕事は職人並みに何でもできる人でした。

縫い物、編み物、アイロンがけまでプロ仕様で

子供の頃は、母は魔法使いのように思えたものです。



が、几帳面すぎる性格やら、心配性やら

いつも緊張していた気質からか、晩年はリューマチやら

指先の関節は変形して、グー・パーができなくなって25年

病気の問屋ですが、ありがたいことに、父は料理も得意なので

台所は父の担当になっています。


降圧剤のせいで足も弱って、よろよろ歩きなので

家ではほとんど座ったきりで、テレビを見て過ごす人生になってしまっていました。


母がミシン? で、この仏陀が脳裏に登場してしまいました。



数年前に母ががんになったとき

東洋医学のN先生に泣きついたのです。



「女はいいよなあ・・・。泣いてりゃいいんだから。

 そんな暇があったら、あなたにしかできないことに専念しなさい

 絵描きなら、お母さんの魂を救うような絵を描きなさい。

 がんになったそもそもの根っこはどこにある?

 意識が病気をつくったんでしょ? 」



「その意識に働きかけるような絵が描けなくて、絵描きといえるのか」



っと、克!! をいただき、平常心を取り戻し

今見ればかなりつたない絵ではありますが

無心に描いた仏陀、これを思いださずにはいられませんでした。

パンフレット(TAKESHIさん作)の表紙に採用となったこの作品です。





ひとまずの手術は成功しました。

その後N先生をお呼びして父にも勉強してもらい、食事改善に務めました。

今もって転移もなく、一応落ち着いてはいるものの

どんどん気力のなくなっていく母が心配でした。



あるとき、そのN先生が開発した、低放射線クリームを塗った20分後

25年、固まっていた指が自由になったのです。

それだけでも大きなシフトだったのですが





その母が、電動ミシンを買って


「いっぱいすることがあるんよ~」と言うものですから



これはもう、「あせんしょん」レベルです (笑

 
でも、せっかく買ったのに、「自動糸通し装置」の使い方に手こずって

ミシンを買った量販店へ、二回たずねて行ったけど、覚え切らず

短気な父にがんがん叱られたそうで。

でも、母を二回も電気やさんに連れて行った父もたいしたものです(^^;ゞ



☆      ☆      ☆



そして、説明書をみると、まあわかりにくいこと・・・

針を通す手前までは、従来どおりなのですが

便利で思いやりの糸通し装置が、けっこう高齢者には受難でした。




で、母に手取り足取り、



やってみせ

いってきかせて

させてみて

ほめてやらねば人は動かじ



を、実践しました~~~。


約90分のレッスンで、やっと糸通し成就!!!



「できた~~! うれしい~~~!!!」

母の達成感たるや・・・感極まっていました。

そりゃそうですよ。

25年、いや、もう30年手仕事から遠ざかっていましたから。




達成感を味わうこと、これはほんとうに大事なことなんだ

人として、生きるということは

その尊厳に、火が灯る

高齢になって、生きることが難しくなるほど

それが大事なことなんだ・・・



みんな順番に、行く道だからね、

若いときに、いろんなスキルを持っていてよかったね。



☆      ☆      ☆



母の黄色い声を聞いて、父も「おお!!できたか!」と華やぐ。



「うれしいような、なさけないような・・・」

83歳ともなれば、ちょっと動くことも、たいへんなエネルギーを使います。

手足の筋肉も思うように動きません。

すっかり心拍数が上がっていました。

母ぐったり。



☆      ☆      ☆


明日からきっと格闘するんでしょうね。

父はいらいらしながら見守るか、邪魔するか阻止するか・・・

沸点の高い父ですが

母が入院するたび、朝から晩まで甲斐甲斐しく世話をしました。

おなじみの病院では、父の介護振りは有名な美談になっています(^^;ゞ





「やることがいっぱいあるんよ~」

繰り返し、母の口から得意そうに出てきた言葉です。

今まで、自分はやっかいもので、なにもできないと思い続けて

生きてきたのですから。





・・・そして、「北海道にいくんや な、これお餞別」

と、いい年した娘にお駄賃をくれました♪


ではでは遠慮なく (笑

ちょっとは親孝行できたかな。


☆*:・…‥━━━━━…‥━━━━━━…‥ ☆*:・


札幌WS

2/7,8・・・WS残席、まだ少しありますのでぜひ (セッションは満席)

2/9・・・・・アートセッション残席1名


   詳細はこちら→☆

   最新予約状況はこちら→☆



☆*:・…‥━━━━━…‥━━━━━━…‥ ☆*:・


東京WS



3/15(土) 16:00~ 個人セッション4枠

3/16 (日) 午前・蝶    午後・ペガサス




お申し込み・お問い合わせは よしみさんまで →☆