夜と霧

ナチスの強制収容所における ある心理学者の体験記
テレビでこの本の読解をやっていて、とても興味をもった。
{第一回より}
過酷な強制労働の日々、仲間が死んでいても当たり前の眺めになってしまい無感情・無感動になる。
フランクルは、やがて生きることを放棄してしまう人を見るようになった。
彼らは、けっして生き残れなかった。
自分の未来を信じることができた人だけが、最後まで生きる気力を失わないですんだのだ。
クリスマスに開放されると信じていた人たちは、クリスマスの日になっても開放されないと知り,生きる気力を失い、次々と亡くなっていった。
未来に可能性を信じた人。それは毎日神に祈り、音楽を楽しむ人たちであった。
感受性の豊かさ(別のチャンネルをもっている人)が、つらい収容所生活をささえる大きな力になっていたのをフランクルは発見したのだ。
笑いこそがエネルギーになることも。
どん底に落ちているからこそ見つけていくものが人間にはあるのだ。
また、死んだ仲間から物を奪っていった人がいる一方で、自分のわずかなパンを与える人もいた。
収容所の中でも天使と悪魔に分かれていた。
”与えられた事態に対してどういう態度をとるかは、誰にも奪えない、人間の最後の自由である”
どんな状況であれ ある態度を自分で選び取ることができる
そのことを人間の精神の真実として知ることが出来き、フランクルはそこに希望を見いだした。
自分が未来を信じるといった態度決定をしていれは、それはいつかは希望の光が人生のほうから差してくるということをうたっている。