私は結婚式を二度行いました。
と言っても、婚姻の事実は一度だけです。
一度目は「私の友人だけ」を100人ほど招いた、新婦がヘビ柄の水着で入場して板割りを行ったり、SMショーがあったりの、前代未聞の結婚パーティー。二度目は、日本庭園のあるレストランで親族だけを招いた厳かな結婚式。
二度目の結婚式は、招待客が30名前後ということもあり、お食事会の延長程度の式でした。とはいえ、司会はやはり必要。
友人が「親族だけの結婚式とは言え、なんとか乱入して、ぜひ晴れ姿を見たい!!」と申し出てくれたため、好意に甘えて彼女に司会をお願いしました。
迎えた当日。
初めての司会業とは思えない友人の滑らかなトークで、披露宴は和やかに進められました。
私のドレスは、一着目はレンタルのものでしたが、お色直しは、義母が結婚したときに着用したスレンダーなデザインの純白総レースのドレス。約30年の時を経て、私が袖を通すことになったのです。それは、改めて、主人の家に嫁ぎ、受け入れてもらったのだと実感した瞬間でした。
お色直しで入場し、高砂席に着くと、司会を務める友人から
「ここで、私から新婦へプレゼントがございます」
友人は思いがけないサプライズの演出を用意してくれていました。
ヨーロッパで古くから語り継がれているSomething Fourをご存知でしょうか。これは、結婚式当日、花嫁が4つのアイテムを身につけると必ず幸福が約束されるというおまじないです。
「Something New(なにか新しいもの)」は、この日のために用意した白いパンプス。「Something Old(なにか古いもの)」は、義母のウェディングドレス。「Something Borrow(なにか借りたもの)」は、友人が、あらかじめ列席していた親族から借りたハンカチ(豹柄だった……)。
そして幸せを呼ぶ色「Something Blue(なにかブルーのもの)」は、友人が用意してくれていた青いリボン。偶然にも、私のブーケやヘッドセットに使われていた花の色も青。早速彼女が贈ってくれたリボンをブーケに結び、感激に打ち震えました。
アメリカの郵便配達夫は一般訪問者と区別するためにドアベルを二回鳴らすのが慣例となっており、転じて、二度目のベルというのは決定的な報せを意味するそうです。
今まで育ててくれた両親、私を妻として迎えてくれた夫、義父母、親戚、友人……。二度目の結婚式は、たくさんの人に支えられて、いまの私の幸せは存在していると教えてくれました。
(一度目の結婚式は、友人のありがたみと、結婚式という名目の元では、何をやってもアリなんだということを学びました)
時折、結婚生活にブルーどころか、どす黒い感情になる日もあるけど、Something Fourの恩恵に授かり、幸せな日々を送っています。
どうやら三度目のウエディングベルは必要なさそうです。
と言っても、婚姻の事実は一度だけです。
一度目は「私の友人だけ」を100人ほど招いた、新婦がヘビ柄の水着で入場して板割りを行ったり、SMショーがあったりの、前代未聞の結婚パーティー。二度目は、日本庭園のあるレストランで親族だけを招いた厳かな結婚式。
二度目の結婚式は、招待客が30名前後ということもあり、お食事会の延長程度の式でした。とはいえ、司会はやはり必要。
友人が「親族だけの結婚式とは言え、なんとか乱入して、ぜひ晴れ姿を見たい!!」と申し出てくれたため、好意に甘えて彼女に司会をお願いしました。
迎えた当日。
初めての司会業とは思えない友人の滑らかなトークで、披露宴は和やかに進められました。
私のドレスは、一着目はレンタルのものでしたが、お色直しは、義母が結婚したときに着用したスレンダーなデザインの純白総レースのドレス。約30年の時を経て、私が袖を通すことになったのです。それは、改めて、主人の家に嫁ぎ、受け入れてもらったのだと実感した瞬間でした。
お色直しで入場し、高砂席に着くと、司会を務める友人から
「ここで、私から新婦へプレゼントがございます」
友人は思いがけないサプライズの演出を用意してくれていました。
ヨーロッパで古くから語り継がれているSomething Fourをご存知でしょうか。これは、結婚式当日、花嫁が4つのアイテムを身につけると必ず幸福が約束されるというおまじないです。
「Something New(なにか新しいもの)」は、この日のために用意した白いパンプス。「Something Old(なにか古いもの)」は、義母のウェディングドレス。「Something Borrow(なにか借りたもの)」は、友人が、あらかじめ列席していた親族から借りたハンカチ(豹柄だった……)。
そして幸せを呼ぶ色「Something Blue(なにかブルーのもの)」は、友人が用意してくれていた青いリボン。偶然にも、私のブーケやヘッドセットに使われていた花の色も青。早速彼女が贈ってくれたリボンをブーケに結び、感激に打ち震えました。
アメリカの郵便配達夫は一般訪問者と区別するためにドアベルを二回鳴らすのが慣例となっており、転じて、二度目のベルというのは決定的な報せを意味するそうです。
今まで育ててくれた両親、私を妻として迎えてくれた夫、義父母、親戚、友人……。二度目の結婚式は、たくさんの人に支えられて、いまの私の幸せは存在していると教えてくれました。
(一度目の結婚式は、友人のありがたみと、結婚式という名目の元では、何をやってもアリなんだということを学びました)
時折、結婚生活にブルーどころか、どす黒い感情になる日もあるけど、Something Fourの恩恵に授かり、幸せな日々を送っています。
どうやら三度目のウエディングベルは必要なさそうです。