「アタシィお医者様とお知り合いになりたくてェ」
なんて言っているブランド好きOL。
そんな彼女が、確実にたくさんのお医者様とお知り合いになる方法があります。

それは「お医者様と同じステージに所属する」、つまり、彼女自身が医者になれば良いのです。

医者になれば、同業者である医者の友人は自然と増えるでしょう。同じように、OLであれば日常的に触れあう機会が多いOLやサラリーマン、専業主婦には専業主婦の友人が増えるでしょうし、フラダンスを習えばフラに興味がある友人、下ネタ好きは下ネタ好きの友人ができるでしょう。
生活環境や共通の趣味志向など、ステージが同じ人同士は自然と集まり、共通項があるので話題も盛り上がるはずです。


そんな同じステージであるOL達の飲み会の席において。
「SM」という言葉が市民権を得て、ゴールデンタイムのテレビですら「ドM体質」なんて言葉が聞けるようになった昨今。
「Mだから、少し叱られたりすると嬉しくなっちゃう~」なんてはしゃぐOLに「ばかね……放置されて、な~んにもされないことが、最高のプレイなのよ……」なんて、タバコの煙をフーッと吹きながら明後日の方向をアンニュイに見て言うベテランの風格溢れるお姉様。
そんな方がいらっしゃると「あらら、本職の方ですか」と、ネンネの私なんぞはすっかり尻尾を丸めて、好奇心丸出しでインタビューしてしまったりするのです。
逆にこういう会話において「え……何言ってるの……」と引いてしまうような人とは、なかなかサシ飲みは難しいかな、と思ってしまいます。

仮に前述のようなSMベテラン格を下ネタ界のメジャーリーガーだとすると、さしずめ、私は社会人草野球といったところでしょうか。練習後のビール目当てに、日曜の朝に仲間とワイワイ楽しむ社会人野球レベル。
気が合う友人とは下ネタも同じレベルだからこそ、会話のキャッチボールも楽しめます。そして、上のレベルの方には尊敬の念を持って接し、駆け出しレベルの女子達には、いっちょ胸貸してやるか!と頼まれてもいない尺八講座を開いてはイヤがられるのでした。


所属するステージが同じだとしても、その中で本当に長続きする友人関係を構築できるかどうかは、まったく別の話。腹の探りあいトークが延々続くようなストレスフルな関係は、できたら避けたいものです。

お友達作りは、ステージが同じなだけではなく、会話や価値観のレベルであることが、どうやら不可欠なようです。
そして、30過ぎてもうんこネタで盛り上がる私は、本当は社会人草野球なんて大人なものではなく、ちびっこ少年リーグレベルかな~と思うのでした。