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「それでどうしたらいいですか
」
「そうですね、ご主人がのんびりされている土曜日に行きましょうか。」
「でも居ないかも知れません。行くって前もって連絡しとけばいいですか
」
「しなくていいですよ。」
「えっ
でも何か持っていくんですよね。居なかったら無駄になります。」
「ご主人の部屋はオートロックじゃないって言ってられましたよね。ご主人の好きなもので日持ちのするものを持って行けばいいんです。シチューでもカレーで煮物でも
。そして居なければ、メモ
と共にドアにでもかけておけばどうですか
‘‘作り過ぎたのでお裾分けです‘‘とでも書いて。今は冬なので少しぐらい置いといても大丈夫。あまり持っていくことを和奈さん自身もしてあげたって思わないことです。日持ちがするものがあれば、ご主人が会社から疲れて帰ってきても助かられるじゃないですか
もし嫌だったら捨てられてもご主人の勝手だし。でも押し付けがましくしなければ気持ちは伝わると思いますよ。」
「そうですね、そう考えるんですね。今までの私だったらわざわざ作って持って来てあげたんだからちゃんと食べてよって押し付けてました。自分側からしか物を考えていなかったです。」![]()
「人の気持ちって何か良いも悪いも伝わっちゃいますからね。自分が好きだから何でも良かれと思って押し付けるというのと、相手のことを考えて動くということは全然違うことです。でも和奈さん、それだけ今まで何もしてあげなかったのだから、これからの伸びしろは大きいってことですね。前向きに考えていきましょう。」![]()
「はい。このままではもうどうにもならないので取りあえずやれることをやってみます。」
そして次の土曜日、和奈さんはご主人が好きだけど面倒で滅多に作らなかったというシチューとポテトサラダを作って持って行った。
ご主人は居なかった。
しかしそれも想定内であったので、あらかじめ用意しておいたメモを荷物と一緒に紙袋に入れて、ご主人に電話
も入れず、ドアに掛けておいた。
帰り和奈さんはややがっかりしながらトボトボ歩いていたら、ご主人から電話
が来た。
「もしもし・・・」![]()
つづく
今すぐ
お気軽にご相談ください![]()
