- 離婚しない結婚物語―私はこうして97パーセントの男女関係を修復してきた/菅 絹子
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由美子さんはそれから数日後の夜、武史さんに、「今までごめんなさい、もうあなたを自由にしてあげます。今頃になって初めて私はあなたにひどいことをしていたということが、分かりました。あなたが望んでいた離婚に応じます。」
と、言ったそうだ。
武史さんは怒ったように「分かった。」![]()
と言い、寝室に行き寝た。
そして次の朝、朝からカフェに卸すケーキ
を焼いていたら、武史さんはそれを一つくれないかと言ったそうだ。
そして甘いものが苦手な武史さんが朝からそれ
を食べながら、「今まで僕も悪かった。離婚は考え直してくれないか。」
ボソッと言ったという。
武史さん、実は由美子さんがケーキ作りに夢中になりだしてから、帰るのが早くなっていた。
由美子さんは「たまたまですよ。」と言っていたが、私の計算通りだった。
私にはこのご夫婦は修復できるという確信があったのだ。![]()
由美子さんはもう一度、「私こそ、本当にごめんなさい。ありがとう。」
と言ったという。
そう、由美子さんが追いかける
のを止めた時、武史さんは戻ってきた。
二人にとって居心地の丁度いい距離が出来たのであろう。
程よい距離感。
これは自立(精神的なものも含めて)したもの同士が得られる、素敵な空間なのだ。
今回のいつ事件に発展するか分からないような関係でも、気持ちの切り替えが上手く出来れば、ここまで関係修復は出来るものなのだ。
皆さんも、パートナーのことがまだ好き
と思う気持ちが残っていたら、諦めないでね。
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