コンサートいよいよ本番直前。

 

ステージ上での本番の衣装を着てのドレスリハーサルは、プログラムの後ろから順番に行われることになった。

 

高校のフルオーケストラ、弦楽器なしのコンサートバンドで、中学生の順。もちろん、これは「上手い人順」である。ステージ手前の小部屋で楽器を出し、チューニング作業に入ろうとしたその時、その大取りのフルオーケストラのステージリハが終わってしまったのである。

 

「は~い、高校生がここに戻ってくるから中学生は出て行って~」と。つまり、サブちゃん戻ってくるから、ここ空けろ的な・・・。

 

じゃ、ホールの中で、と言っても、ステージ上は2番手の高校生バンドがいる。


居場所を失った中学生。しかし彼らはチューニング作業をしないといけない。ほなどうしよう、あっ、こうしようと先生たちが思いついたのが

青空チューニング

 

 

半分どころか、全部青い。

 

 

チューニングは、時代やね。携帯のチューニングアプリで音を正していく。こうして、ステージが空くのを待ち、

ステージリハを終えると同時に開場。本番となったのである。

 

司会者がステージに現れた。そしてこう言う。「このネバダ音楽教育団体のプレジデントをご紹介しましょう。ニコー女史!」

 

万雷の拍手の中ステージに現れたプレジデント。二度見する我が家。ニコーって、ガル男のサックスの先生やんかー!!!

 

あの人、ネバダ州の音楽教師を束ね、州代表が集まる学生のコンサートイベントを取り仕切る「頭」やったのか!!

やってエエんやったら、桂三枝ばりに椅子から転げ落ちてたわ。

 

 

こうして、周りとは違う興奮を抱えながら、コンサートはスタート。しょっぱなから、子供たち全力。マエストロがタクトをブンブン振って、みんなで呼吸を合わせ、最高のコンサートとなったのである。

 

 

総立ちの観客の中、誇らしげに会場を見渡す子供たちの顔が忘れられない。

 

 

 

そしてニコーが「頭」だったのも忘れられない・・・。