夫(英国人)の髪は
私が定期的に切っています。
電動バリカンで
襟足とサイドを短くし
頭のてっぺんに向かって
毛を残していく感じで・・・
今調べたら
『フェードカット』と
言うそうです。
思えばもう結構長いこと
私は夫の専属床屋の座にあって
それなりにコツも
つかめてきておりまして、
出来上がりはかなりきれいな
グラデーションを
毎回実現できております。
髪を切った翌日に職場で
「すごくさっぱりしているね、
髪の毛どこで切ってるの?
俺もそこで
やってもらおうかな」と
同僚に
褒めらることもあるそうな。
それが先日。
その日は
スコットランドには珍しい
酷暑(26度)の日で
ございました・・・
「髪の毛が鬱陶しいので
短くしてもらえますか」
「おう、いいぞ」
・・・と、いつもの通りに
バリバリっと整髪をし
「うむ、今日も悪くない出来だ」
「いつもありがとうございます。
あの、耳の周りを
もう少し短くして
もらうことはできませんか?」
「いやこれ以上短くしちゃうと
全体の調和がおかしくなるぞ。
そもそも耳周り、現時点で
かなり短く仕上がっているぞ。
どうしてもっていうなら
自分で調整してもらえないか、
私がやるのは怖いから」
「あ、じゃあ
自分でちょっとだけ・・・」
で、この男は!
私が止める間もなく
バリカンの一番短い刃で
耳の上部分を
バリバリっと刈りやがり!
いいですか、一番短い刃、
つまりノーアタッチメント状態、
それは身だしなみのいい御坊様の
髪の長さというか短さというか
『髪の毛のなさ』です!
お洒落フェードの中
耳上部に忽然と
出没するハゲ沼・・・!
「君、なんてことをするんだ!
全体のバランスを考えろよ!」
「勿論反対側も
同じようにしますよ」
・・・それで
反対側の耳上にも・・・
無毛地帯が形成されてしまって・・・
ところで私は演歌歌手では
細川たかしが好きなんですよ。
あの方、最近髪型が非常に
特徴的になってきて
いるじゃないですか。
本人曰く生え際の
白髪を剃って行ったら
ああいう結果に
なったとのことですが、
わが夫も今なんだか・・・
細川たかし(最近)風に
仕上がってしまいまして・・・
いや私は細川たかしは
好きなんですけど、
好きなんですけれども!
「誰かに何を言われても
その髪を切ったのが私だとは
外で公言してくれるなよ」
「え、なんでですか、
すごく涼しくて
いい感じですけど」
「本人はそうかもしれない。
しかしそれは君が己の
横顔の有様を目に出来ないからだ。
というか正面も相当ひどいぞ」
「ひどいって・・・なんで
ひどいなんて言うんですか」
「この場合君に真実を
告げられる立場にいるのが
私だけだからだよ!」
髪型を選ぶときに
頭のトップから
顎にかけてのバランスとか
もみあげの存在とか
色々重要性が
指摘されるじゃないですか。
耳の上の部分、
顔の横側から前髪につながる部分、
ここもかなり大事ということを
私は経験から学びました・・・
髪のトップに毛があって
サイドにない、ものすごく
自然の摂理に反した
何かを感じます・・・!
いわゆる『ツーブロック』は
あの部分に『剃っている感』を
残しているからこそ
カッコイイのであって
夫のこの
無毛地帯感の異様さは・・・
あと純粋に顔のこの部分に
『締め色』がないと、
人間の顔は横に
膨張して見えるものですね。
夫の顔を正面から
見ないようにして
生活しています。
これはルッキズムとは
違う次元の話です
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