グラスゴーへのお出かけ

ジョン・ルイスを冷やかし

昼食を食べた後

(この食事のことは

明日にでも詳しく述べたい)

帰りの電車まで

まだ時間があったので

高級百貨店

ハウス・オブ・フレイザー

House of Fraser)を

覗きに行きました。

 

私はあまり詳しくないのですが

たぶんフレイザーは百貨店として

ジョン・ルイスよりは高級志向で

ハーヴェイ・ニコルスよりは

多少くだけた感じの立ち位置。

 

仕事用のジャケットが

ジョン・ルイスでなら

100ポンドで買え

フレイザーでは400ポンド、

ハーヴェイは800いくよ、

みたいな・・・個人の感覚です。

 

私は買い物が得意でないことを

自覚しているのでございますが

わが夫(英国人)は

それに輪をかけてウインドウ・

ショッピングを苦手とするため

「私が店内を見て回る間

君は近くの書店とかカフェとかで

時間を潰してくれていていいぞ」

 

「いえ、僕も君に同行します」

 

「いいよ、隣で暗い顔をされると

こっちの気勢も削がれるからさ、

山岳用品店とか見に行きたまえよ」

 

「いや本当にハウス・オブ・

フレイザーの中に入りたいんです」

 

「・・・何故」

 

「あそこの今の経営者って

マイケル・マレイなんですよ、

スポーツ・ダイレクト

(スポーツ用品超安売り

チェーン)』と同じ人。

毀誉褒貶がある一方、

結果は出している

財界人なんですよね。

実際の現場がどんな様子なのか

直接自分の目で見てみたくて」

 

それでまあ夫を同伴して

ハウス・オブ・フレイザーに

入ったんですけど

・・・店内を15分も歩くうちに

夫の目つきがおかしくなってきて

「よしもういい、出よう」

 

「えっなんでですか、

そこの服、試着してくださいよ、

さっきから気になっている

みたいじゃないですか」

 

「服も気になるが君の

精神衛生も気になるからな」

 

「僕は大丈夫ですよ!」

 

「怪我をしたニワトリは

不調を仲間に隠し

病気の犬は元気なふりをする」

 

「僕は!大丈夫です!」

 

とりあえず

夫を外に連れ出して

深呼吸をさせました。

 

それでハウス・オブ・

フレイザーなんですけど。

 

店内非常に・・・

閑散としておりまして。

 

売り場によっては

目の届く範囲に

店員さんがいない。

 

お客の姿もない。

 

でもまずとりあえず

店員さんがいない。

 

雰囲気としてこんな感じ:

 

商品の展示の仕方も

スペースにものすごく

余裕のある感じ

「あれはどうやって

採算をとっているのか」

 

「人件費を

抑えているんですかね」

 

「万引き対策とかも

どうしているんだろうなあ」

 

「でもこういう売り場を

好きな人は好きなんでしょうね」

 

「好きな人も嫌いな人も

そもそも売り場にお客が

いなかったじゃないか」

 

「うーん、でも数字上は

ハウス・オブ・フレイザーって

売り上げがいいんですよね」

 

オンライン販売が好調なのか

それとも『外商』みたいな

システムが強いのか、謎です。

 

店内音楽も全館システムが

壊れているのか

入口のところに1台だけ

スピーカーを置いて

大音量で曲を流していて、

その前を通るとうるさいし

お店の奥に行くと何も聞こえない。

 

・・・いいの?これで。

 

エジンバラの

ハーヴェイ・ニコルスも

人気がなくて不思議でしたが

あっちはまだ各店舗に

店員さんがいたんですよ。

 

こっちは本当に

売り場に人がいない。

 

地上階の化粧品売り場には

それなりに販売員さんが

いらっしゃいましたが

服飾コーナーは無人同然。

 

平日の昼間だったから・・・?

 

でもジョン・ルイスには

もっと人がいたぞ・・・?

 

「僕たちにはピンとこない

お店ですけど、たぶんそれは

僕たちが彼らの狙う

顧客層じゃないからですよ」

 

「でも彼らの顧客層っぽい

お客なんて売り場のどこにも

いなかった気がするぞ」

 

建物の一番上が食器売り場で

そこでカトラリーを見て

店員さんに質問がしたくて

その姿を探したのですが

食器売り場にもその隣の

寝具売り場にも

さらにその隣の洋服屋にも

店員さんもお客もいなかった・・・

 

ところどころ床の上に

何もない空間が広がっていて

本当に「広々としている」

みたいな印象で、でもそれは

百貨店として正しい印象なのか。

 

ハウス・オブ・フレイザー、

謎に満ちた百貨店です。

 

 

お客がゼロだったわけでは

ないんですけど、

服を眺めている人の姿は

各階で目に留まったんですけど・・・

 

ドアを隔てた向こうは大通りで

人は沢山歩いているのに・・・

 

不思議です

 

人気のないデパートが

お好きなアナタも

百貨店は混雑してこそ、と

信じるあなたも

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