反ルッキズムのこの時代に

こういうことを書くのも

どうかとは思うのですが

わが夫(英国人)は

ぱっと見それほど

美貌というわけではなく

・・・いや、醜いわけじゃ

ないんですよ、

ないんですけど・・・

 

次期ジェームズ・ボンドの

オファーはたぶん来ないかな、

みたいな・・・

 

 

・・・歴代ボンドも

よく考えると結構

癖のある外見の俳優が

選ばれていると

言えないことも

ないんですけど・・・

 

なんというかその・・・

 

私は『味がある』とか

思っていますけど!

 

ただそんな夫がたまに

『ちゃんとした背広』を着ると

これは贔屓目ではなく

普段の三割増しに

押しだしが良くなるのです。

 

これは一種の

『民族衣装の力』でしょうか。

 

我々日本人が普段

着物を着ていなくても

ハレの日に

振袖や袴に袖を通したり

夏のお祭りで浴衣を着たりすると

馬子にも衣裳の底力を

発揮する感じというか。

 

なんでしょう、

見た目の難を隠す力が

その地域伝統の衣服には

あるというか、

難さえをも美しさに

転換する仕掛けがあるというか。

 

わが夫はそれなりに

太りやすい体質なのですが、

その場合体全体にお肉がつく、

つまり固太りする、でも

背広って固太りした人が着ると

こう堂々として見えますでしょ?

 

対して和服は我々のこの

筋肉がつきにくい貧弱な肢体を

『なよやか』みたいな方向に

持って行ってくれるというか。

 

肥満してしまったお腹も

帯で飾ると『恰幅がいい』と

力技で好印象に寄り切るというか。

 

で、こういうのは

小物も大事だな、と思ったのが、

先日遊びに行った先に

スヌーカーテーブルが

あったんですよ。

 

スヌーカー、つまり

大型ビリヤード。

 

 

そこでわが夫が旧友と

昼からビールを舐めながら

ゲームを開始したんですけど、

夫の旧友もまあ別に

見た目が悪いって

わけじゃないんですけど

それなりの年だし

長い年月でクタリ感も出ているしで、

あ、一応『旧友』のほうは

一部で女性人気もいまだ

高いほうではあるんですが、

そんなザ・中年イングランド男の

二人がスヌーカーテーブルの

わきに立って球筋を読んで

キューを構えるとこれがアナタ!

 

 

 

 

おいおいおいおい!

 

監督、今だ、

カメラを回せ!みたいな。

 

 

 

 

嫌になるくらい絵になるんです・・・!

 

むしろ若くなく

わかりやすいハンサムでもなく

ある程度くたびれているからこその

雰囲気みたいなものが出ちゃって・・・

 

 

私は日本人としては

かなり上背のあるほうで

肩幅もがっしりしているし

和装よりも洋装が似合うくらいだと

自負しているのですが、

それでもスヌーカーテーブルの

横でスーツを着てキューを構えても

ここまでのしっくり感は

出せないと思う・・・!

 

 

悔しいので後々考えました、

我々日本人が

自然体でありながら

なおかつ絵になる

衣装と小物および構図は何か。

 

私のたどり着いたひとつの解:

夏の夕べに

浴衣を着てうちわ片手に

縁側に座って寛ぐ姿。

 

これはね、我々は

ダニエル・クレイグにも

きっと負けませんよ。

 

いかがでしょうか。

 

 

なおわが愛犬

アーシー(写真)は

スヌーカーがあまり

面白くなかった模様です

 

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