「ちづる」という映画を見てきました。
重度の知的障がいと自閉症を持つ妹・千鶴さんと、その家族の日常を記録したドキュメンタリー映画です。
監督はお兄さんの正和さん。
彼自身、「妹のことをどう説明したらいいかわからない」という戸惑いから、家族にカメラを向けたそうです。
映像を通して伝わってきたのは、葛藤しながらも、互いの存在を大切にする家族のぬくもり。
押しつけがましい言葉や演出はなく、静かに、でも確かに心に沁みてくる作品でした。
上映後には語り合いの時間があり、障がいのあるお子さんを育てるご家族や、それを支える福祉の方々の声を直接聞くことができました。
それぞれの想いには、苦労も、希望も、深い愛情もありました。
「想いを語れる場があること」
これは、何よりも大切なことだと改めて感じます。
私は普段、禅タロットを使ったセラピーを通して、心の奥にある言葉にならない想いに耳を傾けています。
言葉にするだけで、少し整理され、気持ちが落ち着いていく、そんな瞬間を何度も見てきました。
障がいを持つ方との関わりに「正解」はありません。
だからこそ、悩みながら、時にはぶつかりながらも共に生きていく姿に、私たちは勇気をもらえるのだと思います。
でもその過程で、
「家族だけで抱え込まないこと」がとても大事です。
もっと気軽に話せる場所が増えたらいい。
もっと地域の人や制度が、自然にそばにいられたらいい。
「大変そうだけど、頑張ってね」ではなく「今日ちょっと一緒に過ごすよ」と言えるような、支え合いが“日常”にある社会にしていけたらと、心から願います。
映画『ちづる』は、その願いの芽を静かに、でも確かに胸に灯してくれる映画でした。
上映会では、ちづるさんのお兄さんでもある映画監督の正和さん、そしてお母様もいらっしゃって、当時の映画の撮影の様子や今現在のちづるさんのことも直接お話を聞けました。
そして、ちづるさんと関わっている福祉の会社の方もいらして、実際の現場のお話も聞くことができて、なんだかスペシャルな日となりました!
映画の会場は、千葉県船橋市にある「上行寺別院」さん
こちらも、とっても落ち着く場所で素敵なところでした。
映画ちづる、ぜひ見てみてくださいね~
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