もう7.8年ほど前になるけど
「人の作ったごはんが食べられない」というクライアント様がいらっしゃいました。
自分が作ったものなら食べられるけど、誰かが作ったものは気持ち悪くて無理なんだそう。
じゃあ、外食はしないの?
と聞くと、ファミレスやファストフードやコンビニなら大丈夫と。
作り手が、誰に提供しているのかを気にしてないものなら食べられる。自分に食べさせようとして作ったものは食べられないのだそうで。
これをお聞きして、心に衝撃を感じたのを覚えています。
この方にとっては「心を込めて作る食事」は、気持ち悪いものということになってしまうのですよね。
機械的に作ったものは気持ちが入っていないから食べられる。
人の気持ちが入っているものを「気持ち悪い」と感じてしまうなんて、この方は、きっとたくさんの寂しさを抱えながら今まで生きてきたわけですよね。
食べることって、多くの方が幸せを感じる行為だと思うのですが、それを幸せだって思えるのは、そのご飯を作ってくれた方の想いとか、食材を育ててくれた方たちの想いとか、そういう「自分を生かすために与えてくださったものへの感謝の気持ち」があるからだと思うんです。
それがなかったら、食べる、ということは、ただの作業になってしまうような気がします。
その時は私は畑活動もしていないし食堂もやっていなかったので、私はそのかたにお食事をお出しすることはなかったのですが、最近このかたの仰っていたことを思い出してしまうのです。
あれ以来全然お会いしていないのですが、今も、コンビニのごはんを食べているのかなあ。
当時の彼女だったら、私が八百万食堂でご提供している食事は、きっと「気持ちの悪いもの」というんだろうな。
子ども時代に、一緒にごはんを食べる人がいる、ということは重要なんだな、ということですよね。
「美味しいね」って言いながら食べるとき、そこには笑顔があるし、幸せな気持ちみんなで共有できていると思います。
子どもたちや高齢者の方たちの個食、が社会問題としてクローズアップされることもありますよね。
みんな忙しいから仕方のないところもあるかなとは思いますが、家族の中だけで何とかするのではなく、地域でそういったところを助け合えたらいいな~と思います。
一緒に『美味しいね」って言い合いたいな。
それを毎日するだけでも、世界は平和になっていくような気がします。
美味しいねって言い合いたい方は八百万食堂へどうぞ♡
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