週末にベッドの中でぼけ~っとコーヒーを読みながら新聞を読んでいた。
若いイギリス人女性の書いたコラムの一行を読んでバチンと目が覚めた。
その内容は以下の通り....
母親になったら、いつも子供を優先するべきという呪いにかかるが...
ビスケットの箱の最後の一枚を子供の前で平気で食べれるぐらいの母になるべきだ。
母親にも子供同様に疲れたら甘い物が欲しくなる欲求があるのは当たり前で、母親にも普通に「欲求」があると知りながら大きくなる方がずっと幸せでバランス良い大人になるからだ....
この一行を読んだだけで、これを書いたライターのイギリス人のジルという女性の少女時代の姿が見えるような気がした.......
ジルのママはニッコリ微笑みながら彼女にビスケットを差し出したのだろう...
ジルは、当たり前の様にそのビスケットに手を伸ばしながら...
常にビスケットを子供に譲らないといけない母に対して「お母さんって可哀想.....」と思っていたのではないか?と思ったのだ...
我が家の母も同じような感じだった...
ケーキの詰め合わせなんか貰うと先に子供たちに選ばせてくれて、母は自分の好みとは関係ない余ったケーキをいつも食べる。
未だに実家に遊びに行くと母は同じ様に孫たちに先に選ばせるし、お魚やお肉の大きな切り身をそっと私の皿に盛る。ビスケットの箱の最後の一枚を「あなた達で食べなさいね」と言って渡してくれるだろう。そんな母だ...驚くほどにいつも優しい。
傲慢にも子供時代の私は「子供は特別で、お母さんは我慢する人」的な価値観を持っていた様な気がする....
国は違えともこのコラムを書いたジルというイギリス人も同じように優しすぎる母を持ち、そして全てにおいて何事も子供を優先する母に対して困惑していた...
「母親とは何故か我慢しなくてはいけない種類の人」的な違和感をずっと感じていた。
だからこそ土曜日の新聞のコラムにわざわざ「先にビスケットに手を伸ばせ」なんて内容を書いたのだろう
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前回のロンドンのイベント時に小さなお子さん達を育てているという美しい方から、
「幸子さんは子育てでどんな事を大事にされていますか?」とから聞かれた。
「大人人生が楽しいという姿を背中で見せていくのが理想だと思ってます...
だって我が家の子供たち...特に長女なんて私の話をもうあんまり聞いていないから(爆)」
と答えた。
大人だけでコッソリなにか素敵な場所に出掛けているらしい...
大人になったら自由にあっちこっち行けるみたいだ...
パパとワインを飲んでいる時のママは笑っている
いつもはノーメイクでうろうろしているママが着飾ると結構派手で素敵だね......
年を取れば取るほど人生がどんどん楽しくなるよ...早く大人におなりなさいね風なイメージを娘達に渡してあげたいな...って思う
母親が子供の為にビスケットを我慢するという事は暗黙にあなたが母親になったら色々と我慢して自分の好きに振舞えないのよ....と暗黙の呪いをかけているのと同然だと思う。
自分の母親が「可哀想な女性だ」と思いながら大人になった人は驚くほどに多い....
「可哀想な母」というバトンは絶対に次の世代に渡してはならないのだ...
だって実は世の中には可哀想な人なんていないのだから....
だから私もビスケットの箱は自分で抱えて子供にはちょっとしか分け与えない的な....
ビスケットが欲しかったらあなた達早く大人になりなさいね...
みたいなメッセージを渡してあげたいなと真剣に日々思って生きている
こんな素敵なバーに行けるのも大人の醍醐味ですよね
