まずはコチラ
①~⑦まで長くお読み頂きありがとうございます。
少しでも私の見てきた景色がお伝えできれば幸いです。一般の方の想像とどれくらい同じで、どれくらいかけ離れていたでしょうか。
◆時間はかかるが進んでいる部分も
・「解決が難しい理由、言い訳」ばかりをあげているように見えて、努力していないように感じられたら申し訳ありません。でもやはり、実際はこんな感じです。(私が院長でもなく、ただのいち医療者に過ぎないからでもあります)
解決が難しい事態に直面した時、人間は極端な意見にひかれがちです。
「○○をすれば状況はよくなる」とか「△□が全ての原因だ!」とか「××なんてものはそもそも存在しない」等。それさえなんとかすれば、原因を追及すれば、解決するのでは、と感じてしまう。
しかし、実際には残念ながら一般的な肺炎像とは異なる患者が次々と我々の目の前に運ばれてきますし、色んな事象が絡まりあって事態は複雑です。0か100かで考えられる状況ではありません。対応するにしても、あっちを立てればこっちは倒れ、両方とることは難しく、何をやっても批判はあります。
スペイン風邪を経験した年代の方ももういらっしゃらないので、世界的パンデミックは誰にとってもはじめての経験となります。
・色々な立場の人達が状況を改善するよう試みていますが、これだけ大規模で起きている問題のすべてを改善していくのはどうしても時間がかかります。
ですから、時間がかかっている間に「小さなことでもできることからコツコツ実行する」のが意外と効果があります。
その一部が、 誰でもできる手洗いうがい、マスク、自粛、というわけです。人類の長い歴史は疫病との闘いでしたから、大量の犠牲者を出しながら発展してきた医学の知恵です。(現在は機器の進歩により可視化もされてますね)
究極的には「感染者数そのものを減らす」に勝る対策は他にありません。
重症者や中等症もはじめから悪化しているわけでなく、元は軽症ですから、軽症者を減らせば悪化する人も減ります。
・事実、一般の方々のご協力があってなんとか凌いでいる間に、(一部の病院では)物や設備が以前より揃い、医者は治療経験を蓄え、足りないかもしれませんが病床や検査数も増え、ワクチンは開発されました。入院患者と家族がオンライン面会ができるようにするなど、安全面以外の整備もされてきています。暗い話題ばかりニュースにされがちですが、前より進んだ部分もあるのです。
◆医療機関が慎重なわけ
「なぜこんなに大袈裟に対策しているのだ」と疑問を持たれる方は多いと思います。これに対しての答えは「過去から学ばなくてはならないから」でしょうか。
・元々医療は、治療にしても過去の例を元に「こうした方がいい、あれはしない方がいい」と学びます。
それに新しい病気ほど、まずは過去の事例を参考にするしかありません。
現に、環境整備含めた今の厳しい対策というのは、春頃までに起きてしまった悔しい事例を教訓にしています。よく「海外みたいに人は死んでいないのに」と言われますが、残念ながら日本でも一部ではまとめて大量の犠牲者が出た実績はあります。(某豪華客船や某総合病院の大量クラスターなど)
他の医療機関からすれば「明日は我が身」。
大量の犠牲者を出してしまった施設が「○○の対策をもう少ししていれば…」と後悔しながら発信してくれる事から学ばなければなりません。そうしないのは犠牲となった方にも失礼です。
・また、医療のスタンスが普段から「最善を望み、最悪に備えよ」というのも、世間の方々からすると大袈裟に見える要因かもしれません。
コロナ騒動の原因や真実は何であったとしても、医療現場は起きている状況に基づき、最悪を想定し回避を試みます。
◆我慢してくださっている方々へ
・不謹慎な言い方で申し訳ないですが、日本では今のところは海外のように凄まじい死者を出さずに(最近は自宅で亡くなる方も増えてきましたが…)済んでいるので、やっぱり「大変な病気だ」と認識するのは難しいとは思うのです。
それは実際に患者を目の前にしていないから仕方がない。(一般の方の目の前にしてしまう状況でないことはありがたいことです。)
直接見たことのない物を信じるのは難しい。
納得がいかず、情報が錯綜し疑心暗鬼になる中で、色んな制限をかけられ、我慢を強いられるのはとても苦しいことです。多かれ少なかれ、誰もが犠牲をはらってこの1年を過ごされたことかと思います。
きっと医療従事者や国から「お願い」ばかりされ、そろそろ嫌にもなってきている頃だと思います。
終わりが見えないなか、「こんな自粛して我慢して、何になるの?」と思う方も多いと思います。
しかし、今までの我慢は決して無駄にはなっていません。
・例年のインフルなどと比べられて「感染者数、死者数も少ないんだし…」と考えられがちですが、感染対策をしていない例年のインフルでの人数と、対策を厳重にしている今年のコロナの人数を単純比較はできません。(ちなみにインフルは検査してないんじゃないの?とのご質問がありそうですが、当院ではコロナ検査と同時にインフル検査も行います。インフルも病院にとっては院内感染の元になりますから…やはり例年より圧倒的に減っています。そして、インフルでも毎年クラスターが発生して亡くなる方もいらっしゃいますが、施設一回のクラスターに対して死亡者が1人~数人で済むことが多いのに比べて、コロナは数十人単位で死亡者が発生している実績を見ると現場としてはコロナも警戒せざるを得ません…)
もしこれだけの対策をしていなくても、現在と同じ状況で済んだと考えるのは危険です。
失敗した時は「△△が原因だった」と言われるのに比べ、上手くいっている時の裏での努力は忘れられがちですから。
「そんな酷い状況じゃない」と思えるのならば、それこそが自分達も協力して貢献した結果である、と思っていただければ幸いです。
医療機関の受入体制がもっと整っていなかった春頃に、現在のような感染者数が発生していたら、現場はもっと悲惨なことになっていたと思います。ご協力のおかげで現場は本当に助かってきました、ありがとうございました。
◆やりきれなかったこと
個人的にやりきれなかったことを3つお話します。
①コロナが重症化してしまった方です。
普段だったら人工呼吸器をつけて回復を図ります。しかし、その方が身を置かれている状況を考え……というと聞こえはいいですが、言い換えれば医療者の勝手な、偽善な想像で、人工呼吸器をつけられることはありませんでした。(意思表示ができるご家族もいらっしゃらない)
一回つければ1ヶ月は貴重なICUの病床をとってしまうからというのも少なからずあったと思います。
欧米のようにあからさまな命の選別が行われているわけではありません。でも、こういう例から徐々に行われていくのか…と当時思った記憶があります。
②マスクなどが足りなくなったのは皆さんよくご存知です。洗えばなんとか再利用がきくマスクに比べて、さらに手にはいらず現場が困窮していた物はなにかご存知ですか。
『納体袋』です。ご遺体をおさめる袋です。
前のメッセージで霊安業務の外注先業者から出された条件のお話を書きましたね。
あの時に、業者さんに業務を撤退してもらわない為に飲んだ条件というのが、この『納体袋』です。
しかも二重。水も通さない頑丈な素材。
これだけ安全な隔離をしないと危険なご遺体は扱わない、というのが業者さんのお気持ちです。(今では国のガイドラインにもなっています)
全国的(それどころか全世界的)に同じ状況だったのでしょう。かなりの品薄でした。
せめて、せめてお顔が見える透明にしてあげたかった。でも透明なのは人気でどこも売り切れのようで、ようやく病院に入った納体袋は真っ黒で光すら通しませんでした。ごめんなさい、ごめんなさい、と患者さんとそのご家族に心の中で謝り続けました。
③コロナで亡くなった方が、上記のように荼毘にふされるのは有名だと思います。最期に会えもしなかった、顔も見れなかった、と。
実はコロナで亡くなった方だけではありません。
『コロナ疑いがはれなかった患者さん』も同様です。
「恐らく誤嚥性肺炎。でも肺炎は肺炎だし、PCR検査の結果がでる前に亡くなってしまった」
「急に倒れて亡くなって搬送されてきた。恐らく心筋梗塞だが、心筋梗塞と関与するコロナも報告されつつある」などなど…
『コロナ疑い例』までも亡くなった後の処理はコロナと同様に扱われます(病院にもよります。そして実際の死亡診断書とはまた別のお話です)
ようやく納体袋が10枚病院に入った!
そんな枚数は一週間するかしないかのうちに無くなったのを覚えています。
◆まとめ
生まれたばかりの子や亡くなりそうな親に会えない親子たち。入院して寄り添ってあげたいのに寄り添えない患者家族。制限ばかりの学校生活を送る子供。就活に苦しむ大学生。働き口がなくなったたくさんの方たち。経済がストップして、自殺する方がたくさん出ていることも勿論医療従事者も知っています。自殺を試みた後に辿り着くのは病院ですから…。
形を変えてどの人達も苦労していらっしゃってるのだと思います。むしろ医療現場よりも表に見えにくい苦労の分、大変かもしれません。
生活が困窮してる方には、一刻も早く救いの手を……とも常々思っています。
ただ…医療者というのは、『(コロナのみならず)助けられる命は助けたい人たち』です。
コロナは遠い世界の話だと思われがちですが、
コロナで亡くなる方々、そのご家族含めて全員が「まさか自分がこんなことになるなんて思ってもいなかった」と思われます。
同時に、他の病気で入院していたのに、院内感染によってコロナで亡くなった…という方々や、普段であれば救えたはずなのに、コロナ禍だったゆえに満足に治療が行えず、他の病気で亡くなってしまった方々も同様の思いをされます。事実、そういう状況に身を置かれた時に納得するのは難しいと思います。
コロナ、とくに重症者を診ている病院は一部です。ましてや病院にいても隔離されているので、一般の方の目に触れることはありません。だからコロナがすごく遠い世界のことのように感じると思います。
しかし、これが胆石、虫垂炎、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、持病の増悪、交通事故、出産などだったら……?コロナが流行していても、これらは空気を読んではくれません。
自分は若いから関係ない……と思う方もいるでしょうが、ご両親や祖父母の方にはとても身近です。
出産などはまさに若い世代の方のお話です。
そんな大切な方々の命を守るためにも、亡くなったとしても悲しい別れにならないよう、ちょっとした想像力は必要です。過度な制限や行き過ぎた楽観は必要ありませんが、適度な想像力は役に立ちます。想像力は思いやり。一人一人の思いやりも積み重なれば、「まさか自分が……」と悲痛な思いを抱える人を1人でも減らすことができるのではと思います。
◆最後に
ただ1人の人間の見てきた景色に付きこれだけお付き合いくださり、長い長い文をお読みくださり、本当にありがとうございました 。
また、公表することを非常に迷いましたが(現在でも本当にいいのかしら、と思っています…)、発信するチャンスをくださったパーティさんには大変感謝しております。本当にありがとうございました。
形は人それぞれ違えど、我慢したり苦しんでいる全ての方々が救われるよう祈っております。
早く落ち着いた日常が戻りますように…。
の続きです
少しでも私の見てきた景色がお伝えできれば幸いです。一般の方の想像とどれくらい同じで、どれくらいかけ離れていたでしょうか。
◆時間はかかるが進んでいる部分も
・「解決が難しい理由、言い訳」ばかりをあげているように見えて、努力していないように感じられたら申し訳ありません。でもやはり、実際はこんな感じです。(私が院長でもなく、ただのいち医療者に過ぎないからでもあります)
解決が難しい事態に直面した時、人間は極端な意見にひかれがちです。
「○○をすれば状況はよくなる」とか「△□が全ての原因だ!」とか「××なんてものはそもそも存在しない」等。それさえなんとかすれば、原因を追及すれば、解決するのでは、と感じてしまう。
しかし、実際には残念ながら一般的な肺炎像とは異なる患者が次々と我々の目の前に運ばれてきますし、色んな事象が絡まりあって事態は複雑です。0か100かで考えられる状況ではありません。対応するにしても、あっちを立てればこっちは倒れ、両方とることは難しく、何をやっても批判はあります。
スペイン風邪を経験した年代の方ももういらっしゃらないので、世界的パンデミックは誰にとってもはじめての経験となります。
・色々な立場の人達が状況を改善するよう試みていますが、これだけ大規模で起きている問題のすべてを改善していくのはどうしても時間がかかります。
ですから、時間がかかっている間に「小さなことでもできることからコツコツ実行する」のが意外と効果があります。
その一部が、 誰でもできる手洗いうがい、マスク、自粛、というわけです。人類の長い歴史は疫病との闘いでしたから、大量の犠牲者を出しながら発展してきた医学の知恵です。(現在は機器の進歩により可視化もされてますね)
究極的には「感染者数そのものを減らす」に勝る対策は他にありません。
重症者や中等症もはじめから悪化しているわけでなく、元は軽症ですから、軽症者を減らせば悪化する人も減ります。
・事実、一般の方々のご協力があってなんとか凌いでいる間に、(一部の病院では)物や設備が以前より揃い、医者は治療経験を蓄え、足りないかもしれませんが病床や検査数も増え、ワクチンは開発されました。入院患者と家族がオンライン面会ができるようにするなど、安全面以外の整備もされてきています。暗い話題ばかりニュースにされがちですが、前より進んだ部分もあるのです。
◆医療機関が慎重なわけ
「なぜこんなに大袈裟に対策しているのだ」と疑問を持たれる方は多いと思います。これに対しての答えは「過去から学ばなくてはならないから」でしょうか。
・元々医療は、治療にしても過去の例を元に「こうした方がいい、あれはしない方がいい」と学びます。
それに新しい病気ほど、まずは過去の事例を参考にするしかありません。
現に、環境整備含めた今の厳しい対策というのは、春頃までに起きてしまった悔しい事例を教訓にしています。よく「海外みたいに人は死んでいないのに」と言われますが、残念ながら日本でも一部ではまとめて大量の犠牲者が出た実績はあります。(某豪華客船や某総合病院の大量クラスターなど)
他の医療機関からすれば「明日は我が身」。
大量の犠牲者を出してしまった施設が「○○の対策をもう少ししていれば…」と後悔しながら発信してくれる事から学ばなければなりません。そうしないのは犠牲となった方にも失礼です。
・また、医療のスタンスが普段から「最善を望み、最悪に備えよ」というのも、世間の方々からすると大袈裟に見える要因かもしれません。
コロナ騒動の原因や真実は何であったとしても、医療現場は起きている状況に基づき、最悪を想定し回避を試みます。
◆我慢してくださっている方々へ
・不謹慎な言い方で申し訳ないですが、日本では今のところは海外のように凄まじい死者を出さずに(最近は自宅で亡くなる方も増えてきましたが…)済んでいるので、やっぱり「大変な病気だ」と認識するのは難しいとは思うのです。
それは実際に患者を目の前にしていないから仕方がない。(一般の方の目の前にしてしまう状況でないことはありがたいことです。)
直接見たことのない物を信じるのは難しい。
納得がいかず、情報が錯綜し疑心暗鬼になる中で、色んな制限をかけられ、我慢を強いられるのはとても苦しいことです。多かれ少なかれ、誰もが犠牲をはらってこの1年を過ごされたことかと思います。
きっと医療従事者や国から「お願い」ばかりされ、そろそろ嫌にもなってきている頃だと思います。
終わりが見えないなか、「こんな自粛して我慢して、何になるの?」と思う方も多いと思います。
しかし、今までの我慢は決して無駄にはなっていません。
・例年のインフルなどと比べられて「感染者数、死者数も少ないんだし…」と考えられがちですが、感染対策をしていない例年のインフルでの人数と、対策を厳重にしている今年のコロナの人数を単純比較はできません。(ちなみにインフルは検査してないんじゃないの?とのご質問がありそうですが、当院ではコロナ検査と同時にインフル検査も行います。インフルも病院にとっては院内感染の元になりますから…やはり例年より圧倒的に減っています。そして、インフルでも毎年クラスターが発生して亡くなる方もいらっしゃいますが、施設一回のクラスターに対して死亡者が1人~数人で済むことが多いのに比べて、コロナは数十人単位で死亡者が発生している実績を見ると現場としてはコロナも警戒せざるを得ません…)
もしこれだけの対策をしていなくても、現在と同じ状況で済んだと考えるのは危険です。
失敗した時は「△△が原因だった」と言われるのに比べ、上手くいっている時の裏での努力は忘れられがちですから。
「そんな酷い状況じゃない」と思えるのならば、それこそが自分達も協力して貢献した結果である、と思っていただければ幸いです。
医療機関の受入体制がもっと整っていなかった春頃に、現在のような感染者数が発生していたら、現場はもっと悲惨なことになっていたと思います。ご協力のおかげで現場は本当に助かってきました、ありがとうございました。
◆やりきれなかったこと
個人的にやりきれなかったことを3つお話します。
①コロナが重症化してしまった方です。
普段だったら人工呼吸器をつけて回復を図ります。しかし、その方が身を置かれている状況を考え……というと聞こえはいいですが、言い換えれば医療者の勝手な、偽善な想像で、人工呼吸器をつけられることはありませんでした。(意思表示ができるご家族もいらっしゃらない)
一回つければ1ヶ月は貴重なICUの病床をとってしまうからというのも少なからずあったと思います。
欧米のようにあからさまな命の選別が行われているわけではありません。でも、こういう例から徐々に行われていくのか…と当時思った記憶があります。
②マスクなどが足りなくなったのは皆さんよくご存知です。洗えばなんとか再利用がきくマスクに比べて、さらに手にはいらず現場が困窮していた物はなにかご存知ですか。
『納体袋』です。ご遺体をおさめる袋です。
前のメッセージで霊安業務の外注先業者から出された条件のお話を書きましたね。
あの時に、業者さんに業務を撤退してもらわない為に飲んだ条件というのが、この『納体袋』です。
しかも二重。水も通さない頑丈な素材。
これだけ安全な隔離をしないと危険なご遺体は扱わない、というのが業者さんのお気持ちです。(今では国のガイドラインにもなっています)
全国的(それどころか全世界的)に同じ状況だったのでしょう。かなりの品薄でした。
せめて、せめてお顔が見える透明にしてあげたかった。でも透明なのは人気でどこも売り切れのようで、ようやく病院に入った納体袋は真っ黒で光すら通しませんでした。ごめんなさい、ごめんなさい、と患者さんとそのご家族に心の中で謝り続けました。
③コロナで亡くなった方が、上記のように荼毘にふされるのは有名だと思います。最期に会えもしなかった、顔も見れなかった、と。
実はコロナで亡くなった方だけではありません。
『コロナ疑いがはれなかった患者さん』も同様です。
「恐らく誤嚥性肺炎。でも肺炎は肺炎だし、PCR検査の結果がでる前に亡くなってしまった」
「急に倒れて亡くなって搬送されてきた。恐らく心筋梗塞だが、心筋梗塞と関与するコロナも報告されつつある」などなど…
『コロナ疑い例』までも亡くなった後の処理はコロナと同様に扱われます(病院にもよります。そして実際の死亡診断書とはまた別のお話です)
ようやく納体袋が10枚病院に入った!
そんな枚数は一週間するかしないかのうちに無くなったのを覚えています。
◆まとめ
生まれたばかりの子や亡くなりそうな親に会えない親子たち。入院して寄り添ってあげたいのに寄り添えない患者家族。制限ばかりの学校生活を送る子供。就活に苦しむ大学生。働き口がなくなったたくさんの方たち。経済がストップして、自殺する方がたくさん出ていることも勿論医療従事者も知っています。自殺を試みた後に辿り着くのは病院ですから…。
形を変えてどの人達も苦労していらっしゃってるのだと思います。むしろ医療現場よりも表に見えにくい苦労の分、大変かもしれません。
生活が困窮してる方には、一刻も早く救いの手を……とも常々思っています。
ただ…医療者というのは、『(コロナのみならず)助けられる命は助けたい人たち』です。
コロナは遠い世界の話だと思われがちですが、
コロナで亡くなる方々、そのご家族含めて全員が「まさか自分がこんなことになるなんて思ってもいなかった」と思われます。
同時に、他の病気で入院していたのに、院内感染によってコロナで亡くなった…という方々や、普段であれば救えたはずなのに、コロナ禍だったゆえに満足に治療が行えず、他の病気で亡くなってしまった方々も同様の思いをされます。事実、そういう状況に身を置かれた時に納得するのは難しいと思います。
コロナ、とくに重症者を診ている病院は一部です。ましてや病院にいても隔離されているので、一般の方の目に触れることはありません。だからコロナがすごく遠い世界のことのように感じると思います。
しかし、これが胆石、虫垂炎、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、持病の増悪、交通事故、出産などだったら……?コロナが流行していても、これらは空気を読んではくれません。
自分は若いから関係ない……と思う方もいるでしょうが、ご両親や祖父母の方にはとても身近です。
出産などはまさに若い世代の方のお話です。
そんな大切な方々の命を守るためにも、亡くなったとしても悲しい別れにならないよう、ちょっとした想像力は必要です。過度な制限や行き過ぎた楽観は必要ありませんが、適度な想像力は役に立ちます。想像力は思いやり。一人一人の思いやりも積み重なれば、「まさか自分が……」と悲痛な思いを抱える人を1人でも減らすことができるのではと思います。
◆最後に
ただ1人の人間の見てきた景色に付きこれだけお付き合いくださり、長い長い文をお読みくださり、本当にありがとうございました 。
また、公表することを非常に迷いましたが(現在でも本当にいいのかしら、と思っています…)、発信するチャンスをくださったパーティさんには大変感謝しております。本当にありがとうございました。
形は人それぞれ違えど、我慢したり苦しんでいる全ての方々が救われるよう祈っております。
早く落ち着いた日常が戻りますように…。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
この方がおっしゃっているように、
コロナに限らずですが、世の中って"0か100ではない"と私も思いますし、
"全員一致の絶対的な正解なんてない"
それぞれが置かれてる立場から、
判断して、より最善だと思うことをみつけていかないといけない。
でも、知らなければ判断のしようもない。
そんな中、TVではあまり報道されない、
医療現場のお話は、とても貴重だと思い、
ご紹介させて頂きました。
お仕事大変な中、綴ってくださったこと、
こちらこそ本当に感謝です。
より多くの方に、ひとつの情報として、読んで頂ければと思うので、
リブログ大歓迎です!!
