こちらも最高! 原作本「プロジェクトヘイルメアリー」 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

映画が先か?

原作が先か?

なかなか迷う問題です。


私は本を読んでから映画を観ると

(なんか、この女優さんのイメージじゃないなぁ)

とか

(原作の中でこのシーンがよかったのに

肝心なところが抜けちゃったなぁ)

というように

残念な気持ちを持ってしまうことが多いです。


なのでワタシ的には

映画が先

の方が原作を堪能できます。


映画「プロジェクトヘイルメアリー」

を観てきたので↓

その原作を読んでみました。


400ページ越えの上下巻、

読み応えがありました。


〈読んだ〉とは言いますが

〈理解した〉とは到底言いがたい。


映画のところでも書きましたが

なにせ科学者しか出てこない話です。

物理学、生物学、機械工学。。。

多岐にわたる理数系の

単語や法則

分子構造がこうで

重力がこうなって

コレとコレを接続して。。。


その昔、作家の沢木耕太郎さんが

〈本を噛む〉

という言い方をエッセイの中でしていたのですが

まさしくこの「ヘイルメアリー」は

必死で噛む

それでも小さくはならないから

なんとか飲み込めるくらいにして

ゴックンと飲み込む

というような格闘本でした。


だからおもしろくないかというと

これがとてもとてもおもしろい!


理解できてるのかできてないのか

わからないまま

それでもおもしろくて読み進んでしまいます。


最大の魅力は

主人公の科学者グレースの人となり。

聡明で

反骨心もあり

人情味豊かであるのに

人並みに臆病だし

気弱さもあり

そしてウィットに富んでいる。


登場人物の少ない長編を

最後まで飽きずに読み続けられるのは

グレースの魅力に負うところが大きいです。


この長い物語を

時には息を詰め

時にはクスッと笑い

そして時には胸がいっぱいになって涙を流し

本の中で長い旅を

ちょびっとばかり共有させてもらいました。


映画を観た時に

〈純粋〉とか〈無垢〉

ということを書いたけれど

それはしっかりと原作の中に表現されていて

宇宙船という空間の中で繰り広げられる

喜怒哀楽

というものが

読む人を惹きつけてやまないのです。


ともかくも理数系本

読むか読まないかはあなた次第😄