」とあきれられそうなのですが、
私は自分の手が好きです

イラストの仕事をしている時に、
(あれ? こういう時って、手はどうなってるんだっけ?)
ということで、よくポーズを作ったり、
いろんな手の動きをしたりします。
イラストの資料として、写メを撮ることが多いのだよね。

これは、そんな中の一枚なんですけどもね。
キレイとかキタナイとか
そういうことじゃなくって、
ただ、私は、
自分の手が好き

自分の手を見ていると、
おとうさんのことを思い出すから
好きなのかも〜〜って思います。
私の父親はがんで亡くなったのだけれども、
痛み止めのモルヒネを使っていると、
正気が保てなくなってきます。
もう、二十年近くも前の話なのでね、
その頃は、けっこうそういう話をあちこちでききました。
うちの父親は、終い頃には、
私の知ってる父親は、どこにも残ってはいなかった。
(病気で亡くなるヒトは、
どの時点をご臨終っていうのだろう?
ちゃんと会話を交わせたところに、
一回目のご臨終があるんだろうか?)
なんてことを、その頃は考えるともなく
考えておりました。
そんな、おとうさんがね〜、
ちゃんと意識のある状態で、
私に向けて話してくれた最後の言葉がね、
「おまえの手はきれいだなぁ」
だったんだよね。
もう一回言いますけども、
本当にキレイなのかとか、いやキタナイじゃないかとか、
それはどうでもよくて、
おとうさんにそう言われた時に、
「なんか大事な思い出になるよ、これって
」みたいな気持ちになって、
そう思った時から、私は自分の手が好きになった。
無粋な父親だったので、
キレイだとか、カワイイだとか、
そんなことは、うちら姉妹はいっさい言われたことがありません

そういうヒトが、正気の最後に、
私の手をキレイだと言った。
いいよね〜、いい思い出だよね〜〜

今日から八月。
とっても暑いけど、
今日はいい風が家中を駆け抜けて、
扇風機すらいらない心地よい夏の夜。
もうすぐお盆だね
なんて思ったら、ふと、こんなことを思い出しました。
あ、タイトルは、
本文とは関係ないものにしてみました
