2018年4月17日~2018年5月27日迄
美術館展ナビ
https://artexhibition.jp/prado2018/
国立西洋美術館information
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018prado.html
「聖ヒエロニムス」
アントニオ・デ・ペレーダ
1643年
油彩 カンヴァス
104.3×84㎝
思わず、演歌を聞いているお風呂上がりのおじいさん、、と、
書いてしまいながら、お~っと!と思う私でありますが。
最後の審判のラッパを聴いているところです。
この人を外して西洋の宗教絵画は語れません。
常に常に登場して下さる偉大な聖人ヒエロニムスさんです。
もう、純子さんの頭の中は聖人だらけ。
どういう事なのでしょう?
日本の神様は、何度お名前を伺っても「え~っと。どちら様?」なのですが、
ギリシャ神話の神様と聖人は、もう~、乾いたスポンジが水を吸収するかの如くに私は覚えられるのです。
神話の神様だったら家系図書けちゃうくらいですもの。
と、話しがソレソレになったところで、グイっと元に戻してっと。
ヒエロニムスさんは実在の人です。
中には自分の首を持って胴体だけで歩く人まで現れましたから、
殆どの聖人が
「あなたは絶対に居なかったでしょ? 架空の人でしょ? でしょーーーーー?」
と、思われる中、彼は実在の人です。
凄すぎるでしょう? どビックリ過ぎます。
すみません。又、お話しがソレマシタ。
ヒエロニムスさん、
4~5世紀に生きた人で、言葉の天才でした。
何ヵ国語も自在に操ったと言われる人で、
元々は彼はキリスト教に全く興味が無く、哲学を学んでいた人だったんです。
ある時、重い病気に掛かりましてね、
神様がお助け下さったのだと思ったのかも?しれません。
そこから神学の研究に身を捧げる事を決意。
決意しちゃったものですから、聖書をラテン語に訳して、キリスト教の大功労者となりました。
この絵にはライオンさんが居ませんが、
ヒエロニムスさんといつも一緒にいらっしゃるのはライオンさん。
足にトゲが刺さって痛い痛いしているライオンさんからトゲを抜いて差し上げてからすっかり仲良し。
いつも一緒にいらっしゃいます。
ね!トゲを抜いている場面の証拠の写真ならぬ、、、絵画。
ヒエロニムさんの絵画の中には、必ずあるもの。
それは、手に持てる程の、石。
本の横、木の十字架の先をご覧下さい。あるでしょう?
下の、こちらの絵画。
これはヴェネチアのアカデミア美術館所蔵のヒエロニムスさんですが、
この絵は、完璧に彼の絵の特徴を捉えています。
ちなみに、私、この絵は10回ほど、本物を観ております。
いい絵です。
砂漠に住むヒエロニムススさん。
ライオンさんとご一緒のヒエロニムさん。
聖書に赤いお帽子と赤い腰巻のヒエロニムスさん。
そして、お手手に石と、
胸が赤いヒエロニムスさん。
ほら。ほら、ほら。 お手手に石を持って、ついでに、お胸が真っ赤でしょう。
彼は、元々キリスト教に興味が無かった人と先に書きました。
普通の男性だったわけです。
彼は常に性的幻覚に襲われたと、、あります。
その都度、自分の胸を石で打ち、精神を整えたと言われています。
これは私は思いますに、
キリスト教に関わる男性や、
一般男性全てへのメッセージとして、
聖人とて性的幻覚に襲われて、心を落ち着ける行いをした、
ですからあなたも性欲に走ってはいけません、、、の、教訓のモデルとして、
ヒエロニムさんが常に取り上げられ、何度も描かれた題材だったのではないかと私は考えます。
純子さんの絵画解説は面白いと大好評。
ありがとうございます。
やっぱり、面白く解説すると、覚えて下さるので私もとっても嬉しいです。
どこか出版社の人、私に、
「100の絵画」「100の聖人」とか銘打って解説本を書かせて下さらないかなぁ。
これからも日本は美術ブームがずっとずっと続くので、
純子さんが書くと、美術業界本からベストセラーが出るかも?なのですけれど、、と、思います。
今日は、ヒエロニムさんの絵画のご紹介でございました。
では、皆様、
次回の美術品ブログをお楽しみに、、です。
2018年4月17日~2018年5月27日迄
ライフメソッドアドバイザー 山下純子




