東京は六本木。
新国立美術館での特別展「ミュシャ展」。
今日ご紹介の絵は
チェコ国外初公開
スラヴ叙事詩20作品の中の11番目です。
「ヴィートコフ山の戦いの後」
<神は力ではなく、真理を体現する>
405×480㎝
テンペラ 油彩 カンヴァス
描かれている時代:1420年
舞台となった場所:プラハ(神聖ローマ帝国・ボヘミア王国/現チェコ)
10番目の絵、クジューシュキでの集会の翌年の出来事です。
神聖ローマ帝国皇帝ジキスムントのボヘミア王即位に反対したフス派が
現在のチェコのプラハ近郊のヴィートコフ山で帝国軍と戦いを交えます。
プラハの住人達もフス派に交じり参戦し勝利しました。
本作品は
8番目の作品、グルンヴァルトの戦い同様に
戦闘が終わった後の様子を描いています。
ミュシャはフリーメイソンの会員でもありました。
会員として理想と平和を重んじました。
戦闘と流血を避けるかのように
戦闘後の様子をスラヴ叙事詩では描いています。
彼はこう言っています。
「私の作品が目指してきたのは決して破壊する事ではなく、
つねに橋を架けることである。」
黒い服で横たわるは祈りを捧げる聖職者たち。
片目の男はヤン・ジシュカ。
フス派の司令官です。
彼はスラヴ叙事詩には四回登場しています。
司祭の後方では
死者追悼の為にオルガンの演奏がされています。
次回はスラヴ叙事詩の12番目の絵をご紹介致しましょう。

「ミュシャ展」
スラヴ叙事詩の解説鑑賞付き個人セッション
http://ameblo.mom/peroko-0221/entry-12255783660.html
2017年6月5日迄
ライフメソッドアドバイザー 山下純子


