今回、もう少しで臨月というところで、
急遽緊急帝王切開での出産となったのは、
常位胎盤早期剥離のためでした。
通常、無事赤ちゃんが出て来た後に
剥がれ落ちるべき胎盤が、
赤ちゃんが産まれる前に剥がれてしまう病気です。
その日は、臨月目前ということもあり、
夫と赤ちゃんを迎える最終準備をしていました。
最終準備などと言いつつ、
退院着やら、お宮参りに着せる服はどうしようか、など、
今にして思えば、
かなり地に足のついていない買い物だったと思います![]()
百貨店のベビー用品売り場、ベビザラス、西松屋、アカチャンホンポなど、
行ける限りのお店をハシゴして、
あれこれ商品を見て回っていました。
お店のハシゴはしていますが、
夫の運転で自家用車での移動、
目的の店舗以外は寄らないよう
無理のないよう気をつけていましたが、
なんだかんだ、無理してたんでしょうね![]()
ハシゴしながらも、
この日はいつも以上にトイレに行きたかったのを覚えています。
しかも便意の方![]()
尾籠な話ですみません。
特に午後から夕方になるにつれ、
しくしくと、どこか生理痛を思わせる痛みは感じていましたが、
おなかを壊したかな?
と思っていました。
帰宅後、遅めの夕食を食べ、
またトイレかに行きたくなりました。
今日何度目だよー![]()
と憂鬱に思いながら、
トイレに行きました。
そして、用を足し(お食事中の方すみません)
後ろを振り返ると……
はい、真っ赤!!
この展開は既視感があります。
切迫早産で入院になった時と同じ展開です。
私は思いました。
あの時と同じく、また
ポリープから出血したのかな?
と。
とりあえずパンツを履き、
夫に相談と病院に連絡するかと
部屋に戻ろうとしました。
トイレから部屋までの数歩歩くだけで
溢れ出る感触がありました。
尿漏れ?
と思いつつ、再びトイレに戻ると、
生理2日目を遥かに凌駕する出血で
下着が真っ赤に染まっていました。
これはただ事ではない。
素人でも即座に悟るレベルの出血で、
慌てふためきながらも、
流石に2度目の夜間診療相談。
以前よりは冷静に、段取りました。
まずは、汚れたパンツを履き替え、
夜用の最強ナプキンをあて、
横になり、胎動の有無を確認。
ある気はするが、胎動がいつもより弱い気がする。
手元に診察券、母子手帳を用意し、
即座に病院に連絡。
産科受診中の35週の妊婦であることを伝え、
産科病棟の助産師さんに繋いでいただきました。
患者番号、氏名、症状を伝えると
すぐ来てください、と言われました。
夫はもうお酒を飲んでしまっていた
ので、
登録していた陣痛タクシーに連絡。
10分ほどでタクシーが到着し
病院へ向かいました。
産科にいくと、看護師さんが入り口で待っていてくれ、ホッとしました。
看護師さんは、モニター、NSTを手際よく付け
出血の様子を確認しながら、
「今日は入院、もしかするとそのまま出産になるかもしれない」
と仰るではないですか。
前回と同じく、ポリープからの出血で、
それが前回より酷いのかな?
と、正常性バイアスかかりまくりの
ダメな方のポジティブ思考に陥っていた私には、これから出産になるかもというのはショックでしたね![]()
そうこうしてるうちに、
前回入院時の回診でお見かけしたイケメン先生が登場しました。
イケメン先生、普段なら喜ぶかもしれませんが、
緊急事態に若い先生だと、
一抹の不安を覚えてしまうことは許してほしい![]()
こんな時はベテランの方が気持ち的に安心感が湧くではないですか。
胎児心拍は正常な範囲内で、
腹部エコーだと、見えづらいながら出血は見られる。
私が右を向くと血流が阻害されるのか
胎児心拍が少し落ちる状況に。
誰だよ、仰向けだとダメって言ったの。
右向きでもダメじゃないか!!(個人差あります)
微妙な所見のため、
イケメン先生は、ベテラン先生を呼ぶことに。
現れたのは、前回の入院時も最初に診てくれたパッと見塩対応、実は優しいベテラン先生!!
この時の心境は、
待ってました!!!![]()
でした。
ベテラン感
顔馴染み感
前回もなんとかしてくれた経験
これらが重なり合って、とても気持ちが楽になりました![]()
(イケメン先生)「子宮口は一指開大で、出血はまだ続いていて、血腫らしきものも見えます」
(ベテラン先生)「あー、確かに子宮内、出血してるね。モニターは?」
(看護師さん)「結構お腹張ってます。このまま入院ですか?」
「入院は絶対。このままカイザーかどうかは…部屋空いてる?レントゲンと麻酔科の先生は?」
「レントゲンは技師さんまちです。部屋と麻酔は空いてます」
(私)「(エコーで特定の箇所を押した時)いて!!!」
「ん?!ここ痛い?ここですか?」
「は、ははは、はい、そこ押されると痛いです」
「ここ胎盤で?出血はここではなさそうだけど、ここから出血して、後ろに回ってる感じか?」
「なるほど、確かにそんな感じですよね」
「旦那さんも呼んで、説明しますね。このままもう出産しましょう」
「……(はい、喜んで、とはとても言えない心境)」
「赤ちゃんからも時々しんどいサインが出てますし、いつ容体が悪くなるかわからないのでね。ここでもう出しちゃうのが一番いいと思うんです」
「はい。わかりました。よろしくお願いします(今回はもう有無を言わさない感じやん)※切迫早産の時は入院します?どうします?でした」
夫と一緒に、帝王切開、麻酔のリスク、後遺症などの説明を受けました。
先生が夫に
「常位胎盤早期剥離の疑いがあります。このまま、緊急帝王切開となりますが、
よろしいですか?」
と最終確認をした時。
いつもは間髪入れず応答する夫が、
5秒くらい、返事ができず固まったんです。
私はもう、現場の会話や、モニター、エコーなどでなんとなく状況を感じてますが、
ずっと別室で待っていた夫は、
いきなり呼ばれ、聞き馴染みのない説明をすごい速さでされただけで、自分ではない人間の手術の決断を求められている![]()
そりゃ、固まりますよね。
お願いしますと、軽々しく言わないことに、
かえって優しさを感じました。
夫が私を見るので、頷いてみせると
ようやく「わかりました、お願いします」
と言いました。
あとは、別の記事で書いた通り
麻酔薄味の帝王切開で
無事出産に至りました![]()
実際開腹してみたら、
胎盤は剥がれかかっていて、
子宮の色は悪いは、
握り拳大の大きな血腫はあるは、
本当に赤ちゃんの容体が悪くなる前に帝王切開で出産できてよかったね!!!
という状況だったそうです![]()
いいタイミング?で病院来てくれてありがとうございます。
と謎のお礼まで言われました![]()
いや、今にして思えば、
もっと早くに病院に行くか、
無理な買い物などに行かず、
家で大人しくしていたら、
もっとよかったのかもしれません。
後日、イケメン先生から、
常位胎盤早期剥離は、
二人に一人の赤ちゃんがなくなる可能性のあるとても怖い病気です。
それでここまで経過がいいので、本当に良かったですね。
と言われました。
二人に一人は確率高すぎじゃないか?
と思いつつ(ネットで調べるともっと低い)
容体の悪い患者さんが他院から運び込まれることも多い基幹病院の産科ならではの体感なのかもしれません![]()
今後このようなことがあるかはわかりませんが、
以下の教訓を胸に刻みたいと思います![]()
- 妻が妊娠中、万が一の時に運転できるように夫も飲酒は控える
- 産院は家から近ければ近いほどいい
- NICUのある総合病院にしよう