僕は小さな頃に

父や姉に困っている母を
僕が守らなきゃ

と思ったようで

母を
喜ばせなきゃ
期待に沿わなきゃ
笑顔にしなきゃ
嫌な思いをさせちゃいけない
悲しい思いをさせちゃいけない

と思って生きてきた

***

期待に沿えるよう頑張って
中学、高校と親の勧める学校に入った

東京に出たい気持ちもあったけど
結局一人で出て行くのが怖くて

地元でも一人暮らしすればいいじゃない

と言われ地元の大学に

でもいざ一人暮らしをしたいと話すと
寂しいからダメと

自力で一人暮らしをする勇気も持てなくて
その怒りや悲しみも出せずに対人恐怖症に

パートナーシップにも苦しんだ
相手が思う通りにならないと
不安になり腹が立った

対人恐怖症で社会に出るのが怖かった僕は
大学院を休学し
医学部を再受験して進学した
そして医学部卒業と同時に沖縄に渡った

***

母の期待や理解を超えることだったろうから
心配や不安も大きかったと思う

だけど僕にとっては
自分の足で自分の人生を歩き始め
自立を始めた時期だった


***


わたしが

わたしの意思で

わたしの人生を

歩きはじめた自立のとき


わたしの成人式

それは40歳のときでした。



あなたの成人式は

ほかの誰でもない

あなた自身で決めていい。


まだ自立したくないんだったら、

とことん気がすむまで甘えていいんです。


あなたのペースでいい。

あなたの人生なのだから。
30歳の時だった

沖縄の空と太陽の下で
一人ドライブしてたら

僕はこうやって
いつでも、これまでも、これからも
自由にどこにでも行けるんだ

って「ふと」思ったことは
今でも鮮明に覚えてる

あの時はまだ
誰かと一緒にいて
それでも自由にできるなんて
思わなかった
 
だけど

三人になった今も
あの自由で気ままなドライブが続いてる
 
ありがとね照れ