映画「ブランカとギター弾き」を見ました(試写)。
を見ました(試写)。
ヴェネツィア国際映画祭2冠、
世界の50もの映画祭に出品されている作品です。
(7月からシネスイッチ銀座などで公開予定)
フィリピンを舞台にしているけど、
監督は日本人なんですよね。
素人に近い俳優が出ているので、
(子役は実際にスラム街にいる子供なのだとか)
作りものっぽくないリアルさもありました。
<スラム街で生活してきた
親がいない少女ブランカは、
窃盗や乞食をして飢えをしのぎ暮らしてる。
ある日、ブランカは、
有名女優が自分と同じ境遇の子を
養子に迎えたニュースを知り、
逆に自分は
「母親をお金で買おう」と考える。
盲目のギター弾き・ピーターに
歌を教わり、ブランカは歌手として
レストランで歌う仕事を得るのだが…。>
子供と大人の狭間にいるような
年齢の主人公ですが、
「お母さんをお金で買おう」
と思う発想が、子供らしくて健気で
可愛いですよね。
そんな純粋な彼女だからこそ、
この作品は切なくも
愛しい物語に仕上がっているのだと思います。
お金がないと、
「お金がないから幸せではないんだ」
と思いがち。
でも、お金があったところで、
幸せになれるかどうかは分からないもの。
だって、私たちを本当に幸せにする
多くのものは、お金では買えないから。
私たちはなんだかんだ言って、
愛を欲しがっている。
親からの愛
パートナーからの愛
友達からの愛
多くの人からの愛(賞賛)
愛があれば、
必要最低限のお金で
(そこまでお金持ちにならなくても)
幸せに生きていける、
とも言えます。
逆にいくらお金があっても、
愛を手に入れられなければ、
やはり人は幸せではいられないでしょう。
孤独でしょうしね。
では、愛を手に入れるために
必要なものは何か?
それは、「自分の魅力」であり、
「自分の内から湧き出る愛」
なんですよね。
それがあれば、
人を愛せるし、
また人からも愛される。
もちろんそれも、
プライスレスなもの。
愛せる能力も魅力も
お金では買えないですしね。
もちろん「お金持ちである魅力」
というのもあって、
それは、お金があれば
手に入れられるけど、
そこに寄ってくる人たちは
愛があるから来るわけではない。
結局、そんな人たちに寄って来られても
余計、孤独を感じるだけでしょうね。
◇
この映画の主人公・ブランカは、
色々なことを経て、
大切なことを学んでいく。
それも、言うなれば、
“お金では買えない人生観”であり、
それによって彼女は
彼女ならではの幸せを手に入れる。
この映画には貧しい人たちには
色々と出てくる。
中には、貧しいのを理由に、
卑劣な人間になってしまう人もいる。
そういう人は、心まで
貧しくなっちゃっているんですよね。
どんな状況でも
「魂を売らない人間でありたいな」
と思うものだし、
そういう人でいたら、
なんだかんだ言って
幸せになれるんでしょうね。
人から愛されるから!
そんなことを感じさせられる、
不思議な魅力の作品でしたよ。
<お知らせ>
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