自分の感じるところを書いてみようと思います
原子力関連のニュースや討論を見ていて
「で結局、安全なんですか?どうなんですか?」
みたいな話を良く見ます
で、気持ちとしては分かるのですが
自分としては凄く違和感を感じるわけです
だって”安全かどうか”は客観的な事実ではなく
あくまで主観ですから・・
仮に、航空機の死亡事故遭遇率が0.0009%
という数字があったとして、それが安全かどうか?は
0.001%なら安全と言う人には安全だし
0.0001%なら安全と言う人には安全ではないです
また仮に、交通事故に遭って死亡する確率が0.005%
という数字があったとしても、それが安全かどうか?は
0.01%なら安全という人には安全だし
0.001%なら安全という人には安全ではないです
(因みに数字はあくまでも仮です)
つまり何をもって安全かどうか?は、
基準が変われば当然変わります
でその基準は100人いたら100通りだと自分は思っています
安全かどうか?が主観である以上、
それは自分で基準を持つしかないのかなと思います
また安全かどうか?の判断を他者に求めるということは
”その基準を他人任せにする”ということなのだと思います
あともっと難しいのが『安心』だと思います
安心は感情ですから、もっと根拠や基準がないです
どんな状況であってもその人が”大丈夫と思えれば”安心だし
”大丈夫と思えなければ”安心にはならないですから・・
それこそ気の持ちようですから、
これも本来、外に求めても難しいように思います
乱暴な言い方をすれば、安心させてくださいと言われたら
「大丈夫です、安心してください」と言うしかないですねっ
ましてや今回のような放射性物質の安全性なんて殆ど事例がない状況だと思います
長い年月で発病するとなると色々な要因が絡んでくるので因果関係もはっきりしないです
故に当然、安全性についても人によって言うことが違ってきます
ますます混乱して『安心』を得るのは難しいように感じます
きっと大ひんしゅくを買うでしょうが、
『安全』や『安心』を外に求めること自体に無理があるような気がします
きっと”安心することが大切”だと思うのですが
その為には自分で自分の中に安全の基準をつくって
自分の判断で安全かどうかを判断することが大事な気がします
ただその際には、その数字や事実が
客観的なものかは注意する必要があると思います
例えば、先の航空機の死亡事故遭遇率で言えば
数字なので一見すると客観的な事実のようですが
例えば・・
=事故死亡者数/総搭乗者数
=死亡事故発生フライト数/全フライト数
=死亡事故発生フライト飛行距離数/全飛行距離数
どの計算式を使うかで結果の数字は変わってくると思います
また対象期間をどう取るかでも結果は変わると思います
いくつか数字があれば、
飛行機は危険だと訴えたい人は、きっとその中で一番高い数字を
逆に飛行機は安全だと訴えたい人は低い数字のものを選ぶでしょう
だから、数字であってもどういう算出で出された数字かを注意したり、
発信者の立場をちゃんと理解してみることが大事だと思います
とは言え自分も素人なので、分からないことだらけです
個人的な感覚としては、外部被曝は大したことなくて怖いのは内部被曝だと感じています
今は大気中の放射線量ばかりが話題になっていますが、
どれ位の線量の空気を吸ったらどれ位内部被曝するのか?
マスクにも細かさや素材が色々とありますが、どの程度のマスクでどれ位内部被曝が防げるのか?
また海水中の放射線量ではなくて、
魚を調理した場合にどれ位の放射性物質が残るのか?
それらを食べた場合には、どれ位の量が内部被曝として残るのか?
でどれ位の内部被曝でどれ位の発病リスクがあるのか?
きっとこれ位の数字があれば、自分でもある程度判断できるかもとは思います
ただきっと、こんなのに答えを出せる程の事例はまだなくて
学者さんの間でも意見が割れまくってるんだろうな・・とは思います
とにかくは、勉強しかないですね
文部科学省の委託事業として、公益財団法人原子力安全研究協会が作成した
『緊急被ばく医療ポケットブック』
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/index.html
”放射線被曝の影響について”
http://behind-the-days.at.webry.info/201104/article_4.html
この辺りから勉強してみようと思います
分かりやすい説明とかご存知の方がいらっしゃったら、是非教えてくださいね
個人的には・・
「なんや、タバコ吸ったりジャンクフード食べる方がよっぽど病気になりやすいんや~」
みたいな結果になってくれるといいなぁとは願っています
===== 4/17 追記 ======
今日のTVで、大阪大学名誉教授の中村仁信さんが
「これくらいの線量の放射線は全く恐れる必要がない」
「むしろ体にいいくらいだ」と仰っていました
もともと一日に何億という細胞が壊れて再生しているから
放射線で壊される細胞の数なんか所詮知れている
↓
活性酸素が増えることで逆に抗体が出来て、体によい
みたいなお話をされていて、
海外の論文で報告されている統計の事象
・医師や学者などの職業被曝している方が発病していないこと
・米軍の放射線被曝の実験では、発ガン率が逆に低いこと
などを説明されていました
つまり、今の評価の基本になっている「直線しきい値無し仮説」を否定されている
ご自身もICRP(国際放射線防護委員会)にいたが、ICRPの中ですらそちらの理論が主流になっている
ただ色々な利権や権力の絡まったところで、過去に世界的に広まっているものを覆すには到らないので現行のままになっていると・・
100ミリシーベルト限度の話も原爆被爆でのデータが参考なので、今回のようなじわじわと被曝する場合にはもっと高くないと同様の症状にはならないだろうと仰っていました。
このお話をどれ位信じるかは人それぞれだと思います
個人的には、納得のお話でした
あくまでも、政府や東電の発表している値が本当であればです(^^;)
■プロフィール
中村 仁信(なかむら ひろのぶ)
1971年大阪大学医学部卒業。国立大阪病院放射線医師、大阪大学医学部講師、米国・オレゴン大学医学部放射線科留学、大阪大学医学部助教授、同教授、同大学大学院教授(放射線医学)などを経て、09年4月医療法人友紘会彩都友紘会病院長に就任。日本医学放射線学会専門医、日本医学会幹事、日本医学放射線学会理事、日本IVR学会理事。著書に『X線・(造影)X線検査のマネジメント』(医薬ジャーナル社)などがある。
一応、調べてみましたが1997-2001の任期でICRPにいらっしゃったみたいです
http://www.iips.co.jp/rah/kangae/icrp/icrp_s1.htm
ご自身で開業されている病院を見ても、理論だけではなく多角的な治療に取り組まれていますし
http://www.mainichi-kenko.jp/modules/tinyd0/
震災後に開かれているチャリティ講演会を見ても学会のメイン通りの方だと伺えます
http://www.innervision.co.jp/05report/2011/05r_11_05_01.html
まぁメインの方にいれるということは、原発反対派ではないことは確かでしょうね
===== ここまで ======
余談ですが・・
ただ今回の原発事故のように情報が一般に出てこないのは問題外だと思います
それにしても、今頃になってTVなどで3/15の2号機の爆発のことを取り上げ出しています。
あたかも政府が隠したかのような報道になっていますが、マスコミもとっくにわかっていた話です
一体どういう力が働いているんでしょうね~。。

報道については、また別で書きたいと思います
